2016年2月29日月曜日

アベノミクスで日本の消費が危ない 日本の家計はすでにギリギリの状況!実質消費支出は21カ月連続のマイナス

しゃれにならない深刻さ、日本の消費が危ない 日本の家計はすでにギリギリの状況

2016.2.29(月)



2015年10~12月期のGDP(国内総生産)は、消費の低迷によって再びマイナス成長に転落した。石原経財相は「記録的な暖冬による影響」との見解を示したが、多くの人はそうではないことを実感しているはずだ。このところ、日本の家計は相当厳しい状況に追い込まれており、消費を増やす余力がほとんどなくなっているのが現実である。

これまで日本経済は、何とか消費だけは維持されることで、それなりの成長が続いてきた。もし、今回の消費低迷が一時的なものにとどまらなかった場合、事態は少々深刻である。今の経済状況において構造的な消費低迷に陥ってしまうと、政策的に打つ手がなくなってしまう。

マイナス成長は事前に予想されていたが

内閣府は2月15日、2015年10~12月期のGDP速報値を発表した。成長率は、物価の影響を除いた実質でマイナス0.4%、年率換算ではマイナス1.4%となった。4~6月期に続いて2回目のマイナス成長である。今回、マイナス成長となることは、多くの関係者が予想していたので、市場に驚きはなかった。

過去3カ月の鉱工業生産指数は、10月が前月比プラス1.4%、11月がマイナス0.9%、12月がマイナス1.4%と冴えない数字が続いていた。需要サイドの統計である家計調査の結果も同じである。2人以上の世帯における実質消費支出は、10月がマイナス0.7%、11月がマイナス2.2%、12月はマイナス1.0%であった。この統計にはネット販売の分が考慮されていないといった特殊要因を考慮しても、消費が著しく弱くなっていることは確実である。

10月から12月にかけての輸出は金額ベースで約4000億円(貿易統計、季節調整済)、率にして2%のマイナスとなっていた。設備投資の先行指標である機械受注だけはまずまずの数字となっており、代表的な指標である船舶を除く民需の10~12月期見込みは、前期比プラス2.9%であった。

消費が大きく落ち込んでいることや、輸出が伸び悩んでいることなどから、専門家の多くがマイナス成長を予測していたが、フタを開けてみると実際その通りであった。

GDPの中でもっとも大きな割合を占める個人消費がマイナス0.8%と全体の足を引っ張っている。住宅が占める割合は低いものの、伸び率はマイナス1.2%とさらに落ち込みが激しい。一方、設備投資は事前の予想通りプラス1.4%となっており、これによって大幅なマイナスを回避した。輸出入については輸出以上に輸入が落ち込んだため、全体として寄与度はプラスとなっている。

日本の家計はすでにギリギリの状況

GDPのマイナス幅自体はそれほど大きなものではなく、今回の結果によって、日本経済が景気後退に陥ったと断言するのは早計だろう。だが、頼みの綱であった個人消費が低迷しているというのは、今後の景気見通しを考える上で、気になる結果である。

これまでの日本経済は、個人消費があまり落ち込まなかったことで、何とか成長を維持してきた面があった。だが消費の弱さが継続する事態となれば、影響は長期に及ぶことになる。1~3月期のGDPにおいても消費が弱かった場合には、少々深刻なことになるかもしれない。

当たり前のことかもしれないが、消費が落ち込んでいるのは、家計の経済状況が苦しいからである。家計調査の結果を見ると、それは一目瞭然である。2人以上の世帯における実質消費支出は、何と21カ月連続の前月割れとなっている。つまり、過去2年間、ほぼ毎月消費が減っているという状況なのである。

家計が苦しいことは別の指標からも明らかである。家計の豊かさを示す指標として多く人に知られているエンゲル係数が急上昇しているからだ。

昨年(2015年)12月における家計の消費支出は31万8254円だった、この月の食料品支出は8万8327円であり、エンゲル係数を計算すると27.8%となる。12月は食料品支出が増えるのでエンゲル係数が増加することが多いが、2014年12月の数値は25.9%だったことを考えると、昨年と比べてかなり上昇したとみてよいだろう。

2013年までは、エンゲル係数が25%を超える月はほとんどなかったが、2014年に入ってから25%を超える月が増加。2015年になるとその傾向がさらに顕著になり、昨年5月以降は、毎月25%を超えている。

携帯電話料金論争のベースにあるのは家計の貧しさ

食料品には、生活を維持するための最低限度の支出水準というものがあり、嗜好品と比べて極端に節約することができない。生活が苦しくなってくると、家計支出に占める食料品の割合が増加するという一般的な傾向が見られることから、エンゲル係数は生活水準を示す指標としてよく使われている。

もっとも、先進国においては消費が多様化しており、必ずしもエンゲル係数の上昇が生活水準の低下を示すとは限らない。単純にエンゲル係数の上昇から家計が貧しくなっていると断定するのは危険だが、現在の日本においては十分に当てはまると考えてよいだろう。実は、日本における家計支出の絶対値はここ15年、一貫して減少が続いており、家計が貧しくなっているのはほぼ確実だからである。

2000年における家計の平均支出は32万円だったが、2015年はとうとう29万円を切っている。家計の支出が減っているのは、世帯収入が減少しているからである。平均的な世帯年収は過去15年間で15%ほど減少しており、これに伴って支出を切り詰めていると考えられる。

昨年秋、安倍首相が突然「日本の携帯電話は高すぎる」と発言し、これを見直すよう指示。株式市場では携帯各社の株価が下落しちょっとした騒ぎとなった。日本の携帯電話料金が不透明であることは事実だが、国際的に見て不当に高いというわけではない。総務省が行った内外価格差調査によると、同一条件下での通信料金は、ニューヨークが1万601円、東京が7022円、パリが4911円、ロンドンが7282円であった。

この話は、昨年9月に開催された経済諮問会議の場における民間議員の指摘がきっかけであり、安倍首相がこの状況を詳しく把握していたのかは不明だが、携帯電話料金を高く感じるという現実は間違っていない。家計における通信費の割合は年々上昇が続いており、2015年は通信費が全体の4.4%を占めるまでになった。15年前の調査では約3%だったのでかなりの上昇である。通信費の割合が上昇しているのは、スマホの普及でネット接続料金が増加していることもあるが、家計が貧しくなり、支出の絶対値が大きく減っていることの影響も大きい。

賃金が上がっても手取り収入が思いのほか増えない理由

家計の支出が減っている最大の理由は、実質賃金が上昇していないことである。労働者の実質賃金は毎年減少が続いており、これが家計を圧迫している。物価の上昇に対して賃金の絶対値が追い付いていない。

安倍政権は、経済界に対して賃金を上げるよう異例の要請を3年連続で行っているが、あまり効果は上がっていない。大企業は賃上げに応じることができても、中小企業にはその体力がないところも多い。

さらにいえば、大企業の社員についても、賃上げ分が可処分所得の拡大につながっていないのが現実である。賃金が増えても、その分、社会保険料の負担が増加しているからである。

サラリーマンは、社会保険料の半額を会社が負担する仕組みになっている。例えば、年間の収入(給与と賞与)が500万円の人は、現在、約90万円の年金保険料を納めており、この金額を個人と会社で折半する。賃上げが実施される前の2013年には、この金額は年間約85万円であった。年収500万円だった人が、2年連続の2%賃上げによって年収が約520万円に上昇した場合、年金保険料は約95万円となり、個人負担分は約5万円増加することになる。賃上げされた分は20万円だが、保険料率の上昇などで約5万円が打ち消され、実質的には15万円しか手取りのお金は増えていない。これは年金だけの数字なので、医療や介護などを含めると、さらに少ない金額になる可能性が高いだろう。

また、安倍政権は成長戦略の一環として企業に対してROE(株主資本利益率)の向上も強く求めているが、これも賃金に対して悪影響を与えてしまう。ROEを向上させるためには配当を増額する必要があるが、配当は企業の最終利益の中から捻出される。つまり賃金支払後の利益が配当を決めることになるため、配当の増額と賃金の上昇は、理論的にトレードオフとなってしまうのだ。

構造的な消費低迷に入ってしまうと手の打ちようがない

政府がROEの向上を強く求める理由は、苦しい年金財政を何とか維持するためである。現在、年金は保険料の徴収よりも保険料の支払いが上回っており、このままでは運用積立金が枯渇してしまう。公的年金を維持していくためには、企業からの配当を増額させる必要がある。

年金は資産のない高齢者にとっては唯一の所得であり、勤労者の賃金に相当する。つまり、勤労者の賃金を上げれば、高齢者の年金が減るという皮肉な状況になっているのだ。

こうした状況を打開するためには、企業の生産性を向上させ、企業が生み出す付加価値を増大させる以外に方法はないが、状況は厳しい。

現在、日本経済には強い逆風が吹いている。中国経済の失速に加え、頼みの綱であった米国の景気にも失速懸念が生じている。これに加え、マイナス金利政策が裏目に出たことで、市場では円高が進んでいる。このままの状態が続いた場合、日本企業の業績が下振れすることはほぼ確実であり、これによって設備投資や消費が冷え込むという悪循環に陥る可能性がある。

これまで日本企業は、賃金の抑制や非正規社員の拡大、下請けに対する値引き要請など、場当たり的な手法で利益の拡大を続けてきた。本来、こうした手法は持続不可能だが、しばらく続いた円安が賞味期限を延ばしてしまった。

教科書的にはビジネスモデルの転換が必要ということになるわけだが、経済的な基礎体力が弱っている時に大規模な改革を実施するのは困難である。もし、次の四半期以降、本格的に消費が低迷するようであれば、政策的には打つ手がなくなってしまうかもしれない。

参照元 : Japan Business Press


消費支出5カ月連続減…庶民はカップ麺を爆買いしていた

2016年3月2日



総務省が1日公表した家計調査によると、1月の消費支出は前年同月比で実質3.1%減だった。総務省は暖冬で衣類の支出が減ったためと分析したが、マイナスは5カ月連続だ。

「確かに暖冬の影響はあるでしょう。でも、それだけではありません。家計は、円安による輸入物価の高騰や、14年の消費増税の悪影響を受けたままなのです」(株式評論家の倉多慎之助氏)

実質賃金は昨年まで4年連続で減少している。こんな状況で、個人消費が上向くわけがない。シンクタンクからも「個人消費は底這い圏の推移が続く」「消費は依然低迷」といったリポートが出ている。

実際のところサラリーマン家計は、1年前とどう変わったのか。家計調査をつぶさに見ていくと、恐ろしい実態が見えてくる。

16年1月の消費支出(2人以上世帯)は28万973円。昨年1月は28万9847円だったので、減少額は8874円(3.1%)だ。この水準が1年間続くと、消費支出額の減少は10万円を超す。

シワ寄せの多くは、食べ物以外に向かっている。15年1月と16年1月の支出金額を品目別に調べたところ、暖冬とは無関係のワイシャツが5.1%減で、ネクタイは9.0%減だった。洗濯代(クリーニング代)も10.9%減、理髪料は7.8%減となっている(別表参照)。

「食べ物を削るのは難しいので、主婦たちはダンナ関連の出費を極力抑えているのでしょう。そればかりか、離れて暮らす子供のアパート代などを含む“仕送り金”も8.0%減少です。アベノミクスの現実ですよ」(市場関係者)

別表をよ~く見て欲しい。実は食料にも節約志向がクッキリと出ている。

「最近は、売れ筋のカップ麺を特売する機会が増えました。肉で売れ行きがいいのは鶏肉だし、果物はバナナ。ふりかけも人気です」(大手スーパー関係者)

食料全体の支出額は4.1%増だが、カップ麺は32.1%も増えた。昼メシはカップ麺がメーンで、デザートは値段の高いイチゴ(11.8%減)をやめて、バナナ(8.8%増)にする。

外食は、ハンバーガー(22.5%増)だ。アルコールはシャレたワイン(9.7%減)より、お手頃価格の焼酎(12.1%増)をグビグビといく。

これが、長期にわたる消費支出減少の実態だ。アベノミクスなど庶民イジメでしかない。

参照元 : 日刊ゲンダイ


東日本大震災の時より国民は未来に絶望している。一番お金が必要な若い子育て世帯にお金が回ってない。老人や独身が保守的になって貯蓄している。

日本人を貧乏のどん底に落として消費大低迷、GDPマイナスでも、景気がいい。アベノミクスは成功だ!日本が縮小国家になっても、批判する奴はチョンとサヨクだけとほざくネトウヨと愉快な安倍信者たち。







自民応援バカがいる限り、日本の大底は避けられそうもない。

▼これに対し、売国安倍総理の発言は

過度に経済成長に依存しているわけではない=財政再建で安倍首相

2016年2月29日(月)10時19分配信

[東京 29日 ロイター] - 安倍晋三首相は、29日午前の衆院予算委員会で、財政再建に関し、「経済成長させ税収を増やしながら社会保障を維持し、財政健全化をめざす」と述べた。その上で首相は「過度に経済成長に依存しているわけではない」「経済成長だけで財政健全化できるとは思っていない」と語った。岡田克也委員(民維)への答弁。

参照元 : ロイター

GDPマイナス成長は暖冬のせいではない

2016年02月16日(火)19時44分



2月15日に2015年10-12月期のGDP速報値が内閣府から公表された。結果をみると、実質GDP成長率は前の四半期と比べて0.4%減、年あたりの換算で1.4%減となり、2015年4-6月期以来のマイナス成長に沈んだ。もっとも、7-9月期の実質GDP成長率も昨年11月に公表された段階(一次速報値)ではマイナス成長であったから、日本経済は2015年4-6月期以降、ほぼゼロ近傍に近い成長率で推移していることがわかる。政府は2015年度の実質GDP成長率を1.2%と見込んでいるが、見通し通りの成長率の達成はほぼ絶望的な状況だ。これは安倍政権の政策運営にも少なからず影響を及ぼすだろう。

さて、今回公表されたGDP速報値について、石原経済再生担当大臣は記録的な暖冬により冬物衣料品などが大きく落ち込んだことで個人消費の減少幅が大きくなったことが主因との見方を示したとのことだ。

GDPは民間最終消費支出、民間住宅、民間企業設備、民間在庫品増加、政府最終消費支出、公的固定資本形成、公的在庫品増加、財・サービスの輸出と輸入という、9つの項目から構成される。個人消費は民間最終消費支出に含まれるが、年率換算で1.4%減となった実質GDP成長率が、どの項目によって生じているのかを確認すると、民間最終消費支出の落ち込みによる影響が最も大きくなっており、石原大臣の指摘する通り、個人消費を含む民間最終消費支出の落ち込みが主因であることが確認できる。

しかし、個人消費の落ち込みが記録的な暖冬により冬物衣料品などが大きく落ち込んだことが主因であるとはデータからは確認できない。

天候不順は言い訳
今回公表されたGDP統計では、家計消費の推移が自動車や家電製品といった耐久財、衣料品などの半耐久財、食品などの非耐久財、輸送・通信・介護・教育などを含むサービスといった4つの品目群(GDP統計では形態と言う)別にまとめられている。2015年7-9月期と比較しても、1年前の2014年10-12月期と比較しても、家計消費の落ち込みに最も大きく影響しているのは耐久財消費の落ち込みである。石原大臣の述べるとおり、家計消費の落ち込みの主因が冬物衣料品などが大きく落ち込んだことにあるのならば、その影響は半耐久財消費の大幅減という形で現れるはずだが、統計データを参照する限り、そうはなっていない。

【参考記事】アベノミクスが目を背ける日本の「賃金格差」

思い起こせば、天候不順が消費低迷の主因であるという指摘は、2014年4月の消費税増税以降繰り返されてきた。確かに天候不順が消費を落ち込ませる可能性はゼロではない。しかし消費意欲が旺盛であれば、多少の天候不順でも、消費の落ち込みがこれほど長くかつ深刻な形で続くことはないだろう。GDP速報値の結果からは、2015年10-12月期の民間最終消費支出の値は304.5兆円だが、これは、消費税増税直後に大幅な落ち込みとなった2014年4-6月期の305.8兆円をも下回っているのである。これほどの大きな変動が天候不順で生じると考えられるのだろうか?

やや長い目で民間最終消費支出の推移をみれば、2002年から2012年までの10年間の民間最終消費支出は前期比0.2%程度のペースで緩やかに増加していたことがわかる。2013年に入るとこのペースがやや拡大したが、2014年4-6月期以降になると、民間最終消費は落ち込みが続き、2015年10-12月期の民間最終消費支出は、統計的に見て、前期比0.2%増のトレンドから有意に下ぶれしたと結論できる。つまり、統計的に「消費の底割れ」が生じたというのが今回の結果だということだ。

こうした「民間最終消費支出の底割れ」の主因は、大幅な落ち込みが始まったのが2014年4月以降であることから考えても消費税増税の影響と言えるだろう。消費税増税は、駆け込み需要とその反動減、さらに消費税増税に伴う物価上昇率の高まりが実質所得を減らすことの二つを通じて経済に影響を及ぼす。「消費税増税の影響は一時的であって、増税から1年以上経っても影響があるとは考えられない」と考える読者の方は、(仮に消費税減税といった政策が行われない限り)消費税率8%の負担が永続的にかかり続けるという事実を忘れているのではないか。加えて、わが国の場合、2017年4月から10%への消費税再増税が予定されている。多少所得が増えたとしても、2017年4月に増税が予定されているのだから、家計の財布の紐が緩まないのは当然とも言えるだろう。

【参考記事】「一億総中流社会」復活を阻む消費税(前編)

消費税「減税」も検討を
冒頭で今回のGDP速報値の結果は、安倍政権の政策運営にも少なからず影響を及ぼすのではないかと述べた。石原大臣は今年1月に成立した2015年度補正予算を素早く実施していくことが必要と述べているが、経済効果は実際の執行のタイミングを考慮すると2015年度と16年度に分散され、非常に限定的なものに留まるだろう。もう今は2015年度補正予算の早期実行が課題なのではない。さらなる新たな手立てを早急に考え、実行すべき時なのである。つまり民間最終消費支出の悪化を考慮すれば、2016年度予算の早期成立後に即座に2016年度補正予算を編成すべき局面ということだ。

1月29日に日本銀行が決定した「マイナス金利付き量的・質的金融緩和策」の影響もあって、長期金利はさらなる低水準にとどめ置かれる可能性が濃厚な状況である。これは政府からみれば新規に国債を発行する際のコスト(金利負担)が低下している事を意味する。総需要が落ち込んでいる現状では、政府が短期的には財政政策により需要を支える必要があるし、大胆な財政政策を行ってもそのためのコストは低い。「今」は大胆な財政政策が必須であるし可能な状況なのである。

世界経済の変調が濃厚となる中で日本経済が堅調な成長軌道に乗っていくには、国内需要を高めることが必須である。財政政策のメニューは様々なものが考えられるが、例えば、民間最終消費の落ち込みに直接影響を及ぼし、かつ分かりやすい政策をというのであれば、2017年4月から予定している消費税増税を凍結し、さらに年限を絞って消費税減税(例えば消費税率を8%から6%にする)といった方策も考えられるし、軽減税率の仕組みを使って食費の消費税率を8%ではなく5%にするといった方法もありえるのではないか。前例がない政策を全て「異次元」だと片付けていては何も進まない。こうした取り組みがいかに多くできうるのかが、今後の日本経済の帰趨を決めることになるだろう。

参照元 : newsweek

<ネットユーザーの反応>
「アホノミクス \(^o^)/ 」

「日本人が全く成長してないのに経済だけヌクヌク成長するはずがないw きちんと教育に投資しろ」

「こういうのをアクセルを踏みながらブレーキを踏む不規則な政策と言うのである」

「まず議員と公務員の給料減らそうか」

「自分たちだけおいしい思いして逃げ切ろうとしてるだけだからな 財政健全化なんてこれっぽちも考えてないだろこいつら」

「おいおい、安倍政権は財政健全化が最優先なのか?アベノミクス、止めたの?経済成長を、金融と規制緩和、技術革新で起こすのが、アベノミクスじゃなかったの?」

「事実上のお手上げ宣言だろw」

「テレビしか見ない年金暮らしのジジババはアベノミクス成功してると思ってるんだろうな」

「ゴキブリ公務員早くリストラしないと間に合わなくなっても知らんぞ」

「残念だけど限界が来たね 自分のいってることに一貫性がなくなってきた政治家は信用できない 経団連と財務省に潰された感じ」

「安倍政権で民主党時代より日本人が貧乏になりました」

「やっている事を国民に見られているという感覚が薄いのではないか 議員・公務員・圧力団体だけが国民では無い事を、今一度思い返してみてはどうか」

「もう経済成長は重要じゃないとか言い出した アベノミクスが失敗してるからな」

「さすが弱者切捨て総理」

「言ってることが変わってきてるな 前は先ず経済成長だと言っていたが、どうやら無理だと気づいたらしい」

「だんだん怪しくなって来たな」

「国を支えてるのは一握りの上級国民じゃなく99.9%の庶民なんだよ。庶民に金が回らないと国は傾く」

「一方的に負担を増やして税金で養ってる既得権益には触りませんってかw」

「1億総絶望社会」

「まだやるの?今生活が苦しくて困ってる層はもう浮かび上がれないよ」

「安倍の頭のネジを誰かちゃんと締めてやれよ」

「そのうちその年金すら貰えなくなる、その時はじめて学習すると思われ」

「こいつやっぱりダメダメだな。どっかの右翼に振付されて、今までうまくやってきたんだろうが、GDP,株価、通貨、すべてが最悪。ここまで、日本の将来を刈り取ることができるとは、北チョンからの回し者か?」

「そもそもアベノミクスで経済成長してないだろ 残業代ゼロ法案や非正規雇用の拡大など労働者(消費者)の立場を不安定にして、どうして経済成長すると思えるんだろ」

「経済成長で財政再建を目指さないのなら、何で財政再建を目指すんだ?第二の矢をへし折るのか?」

「増税で財政再建できた国があったら教えて欲しい」

「600兆まで成長する予定だよね?嘘ばかりの安倍」

「日本人の金を世界中にバラ撒くアホが居る限り日本国民の生活は苦しくなります」

「消費税って、直接家計に効いてくるよね。税込み見ると高いって感じるようになった」

「アベノミクスの三年間で正規雇用27万も減ってんのな」

「自民党と日銀の通貨安政策が悪い 異次元金融緩和をやめて為替を適正レートに戻せば個人消費は回復する」

「消費税8でこれなら10でトドメ」

「馬鹿自民党は、民主党の時と比べるけど、悪い時期と比べても意味ないんだが恥ずかしくないのか?いい時と比べろよカス!」

その場その場の言い逃れで全体ではまるっきり整合性取れてないから、コミュニケーションが成立してないのに一強与党でゴリ押しされる。



政治がこんな状態だと世の中全体がまともに物事が考えられなくてめちゃくちゃになるぞ!

2016年2月22日月曜日

【亡国】TPP関連法案を、3月8日をめどに閣議決定する方向で最終調整

TPP関連法案3月8日決定へ 政府、畜産農家支援

2016年2月19日 17時19分



政府が環太平洋連携協定(TPP)の関連法案を、3月8日をめどに閣議決定する方向で最終調整していることが19日、分かった。輸入関税の削減で影響を受ける畜産農家の支援といった国内対策や、著作権保護期間の延長など11法案をまとめて通常国会に提出する。

19日に開かれた公明党の農林水産関連の会合で、農林水産省幹部が明らかにした。法案は、TPPの承認案とともに、特別委員会で審議される。委員会は3月中に設置され、審議は4月に始まる見通し。

(共同)

参照元 : 東京新聞


民主党の緒方議員が「TPPのISD条項と最高裁の判断、どちらが優先されるのか?」の質問に、岩城法務大臣が答えられず、何度も審議が中断。

このような状態で3月8日にTPP関連法案の閣議決定するのか?








2016年2月18日木曜日

竹中平蔵が朝まで生テレビで、「トリクルダウンなんかない」と発言!大企業の儲けは、庶民には回りません

「大企業の儲け、庶民には回りません」 安倍内閣ブレーンも認めたアベノミクス失敗

2016/2/15 14:56

企業向けの特別な減税「政策減税」の合計額が2014年度は少なくとも1兆2000億円に上ると、きのう14日(2016年2月)付の朝日新聞が伝えていると紹介した。司会の羽鳥慎一は「消費税が1%で2兆円ということなので、その半分ということになります」と首をかしげる。

朝生でバラした「トリクルダウンなんかない」

1兆2000億円のうち62%は資本金100億円以上の大企業が受けた分だという。減税額は民主党政権時代から倍増しているが、「(大企業への減税などの)『果実』が家計に回ってないのが実情」だと記事は伝えている。

玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「大企業から一般の人にまで(富が)落ちてくるのをトリクルダウンという言い方するんですけど、その理論的な柱になってた竹中平蔵さんは朝まで生テレビで『トリクルダウンなんかない』って言っちゃいましたからね。そういうものがないとすると、じゃあ結局何なんだと。大企業は儲かったけど、われわれ庶民から増税してますよと。なんだこりゃ」

参照元 : J-CASTテレビウォッチ


認めた?マジか!ならサッサと法人税を上げろ。で、庶民の税金を減らせ。

国民は何のために税金を払ってるのか?いくら消費税を上げられても暴動が起きない国、それが日本。

大企業がいくら儲かっても内部留保に回され、庶民は潤いません。

<ネットユーザーの反応>
「貧乏人は小銭を欲しがるだろ?同じ様に資本家は大金を欲しがるんだよ」

「金を電子化して資産税」

「トリク・・・トリプルスリー!(゚∀゚)」

「ネトウヨ”庶民は在日!”」

「経常収支黒字でもGDPマイナスだからな。税収増えて国の収入増えてもGDPマイナスだし。何かとんでもない大間違えを犯していることは誰の目にも明らかだと思う」

「この凄まじい不景気の状況で、企業も儲かってない。去年の夏くらいからリーマンショック並みに売上が落ちてる。政府に騙されてるんじゃないよ」

「トリクルダウンなんかない」

「都合の悪い近未来を考えたくない地方公務員www 清原と一緒じゃww」

「いいえ(^O^) ミンスより馬鹿」

「今こそサラリーマン新党」

「マシな対抗馬がいないからコイツらやりたい放題なんだよ。なんなんだこの腐った国は」

「法人税減税、消費税増税、円安物価高。こんな糞政権を続けたら日本経済終了だぞ」

「民主時代の方が庶民はゆたかだったが・・・」

「経済指標が民主党政権のが断然良かったな」

「まあ公務員の給与が高すぎるのは大問題だよな。そこを改めて消費税を撤廃した方がいい結果が得られるのは確か」

「議員も結果出せなかったら給料減らせよ」

消費税による増税、インフレ物価高による増税。

このダブル増税で還元されたのは上級国民だけ

















GDPもマイナス

前期比 -0.4
年換算 -1.4%
凄まじい不況だ!

【アホノミクスの破壊力】 

・かっぱ寿司 50店閉鎖
・神戸らんぷ亭全店舗閉鎖
・ワールド 500店舗閉鎖
・ローソン 260店舗閉鎖
・小僧寿しが 100店舗閉鎖
・ヤマダ電機 42億円の赤字 60店舗閉鎖
・コジマ 63億5000万円の赤字 50店舗閉鎖
・マクドナルド 190店舗閉鎖
・イオン 100店舗閉鎖
・ワタミ 85店舗閉鎖
・ユニー 50店舗閉鎖
・イトーヨーカドー 40店舗閉鎖
・東京チカラめし 100店舗全滅
・西武・そごうを40店舗閉鎖
・サーティワンアイス、40年ぶり赤字
・東芝10000人超リストラ・CMOSセンサー白色LED事業から撤退、白物事業・PC事業も売却
・ソニー本社売却モバイル 2100人削減
・シャープ本社売却 3200人削減
・横河電機 1105人削減
・サンヨー消滅
・田辺製薬 2550人に早期退社
・日立建機 35歳以上に早期退社
・JT 1754人削減
・アシックス 350人削減
・あいおいニッセイ同和損保 400人削減
・損保ジャパン 200人削減
・KADOKAWA・DWANGO 232人削減
・ニッセン 150人削減
・ホンダ系部品のケーヒン、早期退職 400人募集

内需を破壊する国賊安倍政権は退陣すべし

儲かっている企業に重税かけて、国内で再配分すれば国民の購買力も上げり国内企業での業績も上るのに、国家として当然のことをしない低学歴、それが諸悪の根源、自由民主党。クタバレ!安倍政権。

2016年2月14日日曜日

【総務省】法人税実効税率を引き下げる一方、赤字企業にも事業規模に応じて課税 「1社当たりの税負担が1600万円増」

赤字企業1600万円の税負担増、外形標準課税の拡大で

2016.2.12 18:46



総務省は12日の衆院財務金融委員会で、法人税実効税率を平成28年度税制改正で引き下げる一方、赤字企業にも事業規模に応じて課税する「外形標準課税」を拡大することで、赤字企業1社当たりの税負担が1600万円増える見通しになることを明らかにした。

外形標準課税は地方税の法人事業税に導入され、資本金1億円超の企業が対象。所得にかかわらず、資本金や給与総額などに応じて課税される。

参照元 : 産経新聞


ゴキブリ公務員利権



くすね放題青天井の残業手当ジュウジュウ。リスクも責任も無いゆとり民間ゴッコで不労所得各手当。ガッツリボーナスと退職金。老後恒久保障の極太共済年金。

「公務員だけど手取り20万以下、民間より全然貰ってないよw」ってカラクリ!

「付加手当」「極太福利厚生」には一切触れずに「基本給」だけ申告して「共済年金」「退職金」「超高金利公的積立貯金」で回収確実な「先行投資」してるだけ。

「生涯所得」「実働時間」「年間休日数」には一切触れずに「月手取り額だけ」比較してる連中。故事「朝三暮四」のお猿さん以下。

ゴキブリ公務員:「結婚も子供も諦めて自殺寸前まで唯々諾々と貢いでくれる納税者の聖者さん達アザースwww」

ゴキブリ公務員:「消費税増税で待遇維持マジごっつぁんですwww」

ゴキブリ公務員:「お蔭様で我々の「業界」は未曾有の好景気で益々安泰w」

ゴキブリ公務員:「不履行も不作為も罰則が無いので堂々と公的スルー権利全力行使しますが何か?」

ゴキブリ公務員:「あ、お前らは文句つけたり恫喝したら「公務執行妨害罪」なww」

ゴキブリ公務員:「少子化?不況?減収?失業?自殺?努力不足と自己責任じゃないっすか?w」

ゴキブリ公務員:「待遇維持の為に増税マンセー!!!ww納税者見殺し上等で勝ち逃げサーセンww」

赤字企業1600万円の税負担増?本当に赤字で苦しんでる会社にとっては地獄!

大企業はピンハネで利益出せるビジネスモデルだが、中小企業は搾取されるか、少ないパイの奪い合いで利益がほとんど出ないので赤字で当たり前。そこから税金を取るってことは=倒産。

過当競争のサービス業を減らしてインフレに持っていきたいんだろうけど、大企業の下請けまで潰しては、社内じゃないけど奴隷する奴がいなくなって、ピンハネしてる大企業まで影響出てくるんだが?

景気を悪くしたいとしか思えない安倍政権。

『宗教法人における非課税対象』に関して。非課税対象となるのは、・不動産取得税・事業税・印紙税・固定資産税・都市計画税・登録免許税・所得税・法人税など当然、御布施、寄付金、賽銭、も非課税。葬儀、法事、本堂修復...

Posted by 森 カズマサ on 2016年2月13日


2016年2月9日火曜日

SPEEDメンバー今井絵理子氏が売国自民党の仲間入り 夏の参院比例、公認内定

今井絵理子氏の公認内定=参院比例、SPEEDメンバー-自民

2016/02/08-19:40



自民党は8日の役員会で、夏の参院選比例代表候補として、女性ボーカルグループ「SPEED」の今井絵理子氏(32)の公認を内定した。参院選の「目玉候補」とする考えで、茂木敏充選対委員長が役員会で擁立方針を報告し、了承された。

今井氏はSPEEDのメンバーとして活躍し、1990年代後半の絶頂期には数々のヒット曲を連発。30~40代の間で特に知名度が高いとされる。聴覚障害を持つ長男を育てるシングルマザーとして社会活動にも積極的に参加しており、安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」の理念にかなうと判断した。

党関係者によると、タレント候補のはしりでもある山東昭子元参院副議長が擁立にかかわったという。今井氏は沖縄県出身。参院選沖縄選挙区には島尻安伊子沖縄担当相も出馬する。党幹部は島尻氏と選挙運動を連動させることを検討している。

参照元 : 時事通信


今井絵理子、参院選出馬 自民で内定

2016年2月9日



女性4人グループ、SPEEDの今井絵理子(32)が、今夏の参院選で自民党から比例代表で立候補することが決まり、9日に党本部で出馬会見を開くことが8日、分かった。この日の党役員会で公認が内定した。今井は04年に出産した長男に聴覚障害があったため、ボランティアなどにも積極的で、子育てや福祉の政策に取り組むことや故郷・沖縄の票集めに期待されている。選挙応援ではSPEEDの“再集結”などが予想され、目玉となりそうだ。

伝説的なガールズグループから政界へ-。今井の新たな挑戦が決まった。自民党役員会で公認が内定した今井は9日に党本部で会見を開き、正式に出馬を表明する。

現在はSPEEDのツインボーカルだった島袋寛子(31)と昨年結成したユニット「ERIHIRO」などで音楽活動を積極的に行っているが、今後は“政治一本”に専念する見込みだ。

参照元 : デイリー




自民党から出馬、SPEED今井絵理子の会見にはため息しかでなかった…安保法制批判は撤回、基地問題はごまかし

2016.02.09



なんだ、このがっかり感は……。本サイトが先日報じたとおり、元SPEEDの今井絵理子が夏の参院選に自民党から出馬することを発表、本日、会見を開いた。それにしても自民党はとんだ浮かれっぷりだった。会見に同席した茂木敏充・選挙対策委員長は初っ端から「きょうは(今井が)白い服で、“White Love”の通りではないかと」などと過去のヒット曲になぞらえるという虫酸が走る紹介でスタート。当の今井も、出馬を決心した理由を「障碍をもっている子どもたちが、より明るい希望をもてる社会づくりをしたい」「政治は希望」などと語ったが、どうやら本人は自民党が弱者見殺しの政策を推進していることに気付いていないようだ。

だが、本日の会見では“例の問題”にも質問がおよんだ。それは前回の記事で紹介した、今井の“安保反対”ツイートの件だ。あらためて説明すると、今井は昨年の終戦記念日である8月15日に〈戦争は何があってもダメ〉と投稿。さらにこう畳みかけたのだ。

〈戦争を経験した方で戦争賛成派の方いますか?もしそういう方がいらしたら、どうして賛成なのかを聞きたい。戦争を経験していない人が賛成!というのは、どこか説得力がないでしょ。今の日本の流れを拝見すると、どこかプチ戦争なら賛成!みたいに見えるのはわたしだけでしょうか?〉

当時はちょうど安保法制の問題が大きく取り沙汰されており、この今井のツイートはいわば“安保法制=プチ戦争の容認”と指摘したもの。つまり“プチ戦争だって戦争は戦争。何があってもダメ”と果敢にも訴えていたのだ。

きょう、このツイートの真意について記者から問われた今井は、「もう二度と戦争はしちゃいけない。平和を守らなくてはいけない」と発言。ここまではいいのだが、しかし、つづけてこんなことを言いはじめたのだ。

「平和を願うだけでは、守れないっていうのも現実です。一昨日、北朝鮮のミサイルが飛んで、沖縄の上空を通過したときに、緊張が高まりました。万が一のための備えは必要だと思います。ですが、それは戦争をするためではなくて、平和を守る、みなさんの生活や命を守るために必要なことだと思います」

いや、あなたはそれを「プチ戦争」って呼んでたんじゃ……。結局、今井は昨年夏に抱いた平和への願いを打ち捨て、安倍首相の詭弁である「積極的平和主義」をすっかり身につけたらしい。やれやれ、である。

それだけではない。会見で安倍首相の印象を訊かれ、今井はこう語った。

「私はものすごく、このいまの日本に感謝しています。それはなぜかと言いますと、こんなにも安全な国ってほかにないと思っています。それを守り抜いている政治家の皆さんはすごく尊敬しています」

だから、危険に脅かされる国にしようとしているのが安倍首相はじめ現政権なんですけど……。しかも、基地問題について考えを質問された今井の回答はこうだ。

「基地問題に関しては、基地の負担を軽減したいということはみなさん同じ、共通の思いだと思っています。私は自分の目で見て、沖縄の方々の声をきちんと直接聞いて、そこで真剣に取り組めたらなと思います」

基地の負担を軽くしたいと考えているのなら、沖縄にすべてを押しつけようと強権的に“沖縄いじめ”を実行している自民党から出馬するなど、絶対にあり得ない。もうひとつ言っておくと、今井はシングルマザーだが、安倍首相は自著『美しい国へ』(文藝春秋)のなかでシングルマザーを異端視し、父・母・子が揃った家族こそ〈しっかりした家族のモデル〉として子どもに教育すべきだと書き綴っている。

今井のことも、家庭のことも、否定するような総裁なんだよ?といまからでも教えてあげたいが、過去のツイートを否定した問題からもあきらかになったように、そんな事実を今井はもう受け付けないはずだ。ようするに今井は、自身が理想とする社会のあり方と自民党の政策が乖離していることに気付いていない、あるいは目をつむっているのだろう。

見事な“転向”劇としか言いようがないが、どうして今井は信念をねじ曲げてしまったのか。これもまた前回の記事でお伝えしたが、今井の出馬の裏には“政界と芸能界”の癒着問題が絡んでいる。

今井は会見で「山東(昭子・参議院議員)先生からのお誘いを受けて、山東先生の人柄や思いに共感して(出馬を)決めました」と話したが、これはあくまで表向きの話であろう。というのも、今井の所属事務所・ライジングプロダクションはバーニング傘下のプロダクションのなかでも政界との関係が根強く噂されてきた事務所。実際、同じライジング所属の安室奈美恵が沖縄サミットのイメージソングの歌手に選ばれて各国首脳の前で披露した際も、小渕恵三元首相との癒着が指摘され、2001年に創設者の平哲夫氏が脱税で逮捕されたときも暴力団とともに、政界への資金流入が取り沙汰された。

そんなライジングの政界人脈のなかでももっとも深い関係が囁かれていたのが、加藤紘一氏。前回お伝えしたように、今回の今井の出馬には加藤氏のかつての子分である谷垣禎一幹事長が加藤氏時代からのライジングとのパイプを利用し、今井獲得のために事務所へ圧力をかけたと見るのが妥当だ。谷垣幹事長は今井の出馬が一部メディアで取り上げられた際に「SPEEDって何?(と家族に話して非難された)」ととぼけてみせたが、そんなことはないはずだ。

それに、SPEED解散以降、仕事が激減してしまった今井にとっては、政治家への転身は願ってもない話。信条に反してしまったとしても、背に腹は変えられないのだ。

だが、節操がないのは無論、自民党のほうだ。安保法案に反対の立場をとった芸能人を“あえて”取り込み、基地問題で反対の声が高まっている沖縄に狙いを定め、辺野古への基地移転を強行するべく知名度の高い芸能人を利用しようとする……。ほとほとうんざりさせられる話である。

(水井多賀子)

参照元 : LITERA


今井絵理子が売国安倍自民党の仲間入り!国民は政治素人の歌手に興味はない。

<ネットユーザーの反応>
「まあ、自民に入れることはないからどうでもいい。もう死に票になっても他に入れる」

「キムタクが共産党から出馬したどうするよ。さすがに共産党には入れんわな」

「衆愚政治も極まれりってところだよなぁ」

「自民党にはもう入れないからどうでもいい」

「共産党にでも入れるわ」

「有権者もバカにされたものだな」

「上原多香子か島袋寛子なら考えるところだが…、今井とはイマイチなんだよな。しかしどういうツテなのか」

「バカじゃないの?」

「上原多香子に一票 菊池桃子は渋谷で五時 三原じゅん子はセクシー・ナイト!」

「今時SPEEDってのがねw」

「それよりも、乙武の方がいや」

「世も末だな」

「沖縄出身だからだよ。これ以上糸数とか基地外に好き勝手させるわけにいかない」

辺野古についての質問を、さらっと流しました。こいつは当選しても自民党の駒にしかならない。

政治に芸能知名度が有利なのは昔だけ・・・今は実力社会です。

歌の世界で成功したのも事務所の力。知名度があっても政治力はそんな甘い物でもないし、血税を昔のアイドルに貪られるのには、ハッキリ言って反吐が出ます!

TPPの署名式典に和服姿で出席した高鳥副大臣を民主党・福島伸享議員が「売国の政治家になるのではないか」と批判

着物姿でTPP署名の高鳥副大臣を民主党・福島氏が「売国の政治家」と批判 「ブルーチーズおいしい」も攻撃…

2016.2.8 14:03



衆院予算委員会で8日、ニュージーランドで4日に行われた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の署名式典に和服姿で出席した高鳥修一内閣府副大臣を、野党が「売国の政治家」と非難する一幕があった。

民主党の福島伸享氏は、高鳥氏がブログに「アメリカ政府の交渉担当者の1人が日本大使館の関係者に、『日本人は皆、あのように礼儀正しい教育を受けているのか?』と質問した」と記したことを挙げ、「お褒めの言葉をいただいたんだろうが、ブログで書くのは美しい日本人だと思わない」とチクリ。

福島氏はさらに、高鳥氏が過去にTPPについて「国家主権の放棄であり、平成の『開国』どころか平成の『売国』だと考えている」「TPP問題は日本を守る断固とした決意のある『保守政治家』か否かのリトマス試験紙みたいなものだ」と記していたことを紹介し、「署名式に和服で参加した方は売国の政治家になるのではないか」と追及した。

高鳥氏は「聖域なき関税撤廃を前提とするTPPに断固反対といってきた」と一部を認め、「当初、懸念されていた内容と、交渉結果が別物になった。国益を思う気持ちは一貫している」と釈明した。

福島氏はさらに、高鳥氏がニュージーランドでの出来事を記した4日付のブログで「ブルーチーズはおいしかったです」としたことも批判。甘利明前経済再生担当相はブルーチーズを含む酪農分野でニュージーランドと厳しい交渉をしてきたとして「心配している酪農家の思いを受けるのが保守政治家だ」と述べた。

高鳥氏は、4日の夕食会でニュージーランドの閣僚と同席した際に「昨日まで私はブルーチーズは好きではなかったが、今日、ニュージーランドのチーズがおいしいことが分かった」と伝え、友好的な雰囲気となったというエピソードを紹介した。そのうえで「(外交は)最後は人と人だ。友好的な関係をつくろうという現れだ。誤解を招いていることについてはおわびを申し上げたい」と陳謝した。

こうしたやりとりを見ていた石原伸晃経済再生担当相は、高鳥氏について「お父さまともども大変存じ上げているが、意志が強く国を思う、本当に素晴らしい政治家だ」と述べた。

参照元 : 産経新聞


高鳥副大臣はについて「国家主権の放棄であり、平成の『開国』どころか平成の『売国』だと考えている」「TPP問題は日本を守る断固とした決意のある『保守政治家』か否かのリトマス試験紙みたいなものだ」と記していたのに着物で調印式に参加し、署名した売国政治家だ。











▼2016年2月8日、衆議院・予算委員会の映像



▼フルバージョン



<ネットユーザーの反応>
「だれが署名して良いと言ったの?」

「米農家優遇は仕方無いんだよ。日本の美味しくて安全な米を作り続けるには必要。安いだけのヤバい米が入ってきたら日本は崩壊する。それは米騒動の時に外米輸入で心底懲りたはず」

「まあ間違いなく売国奴だな グローバル企業の社会支配の手助けをしたんだからな」

「交渉経過も非公開、協定全文も日本語訳しないで勝手に国益とかぬかすな。デフレで需要不足の時に自由貿易推進したらマズイ」

「議会で承認されないといけないんだよね」

「売却先が違うだけで、民主党も売国奴だろ」

「大変存じ上げるって表現に違和感がある」

「自分は美しい日本人と思ってるんだろな」

「TPP断固反対からの手のひら返し そんな事が平気で出来る人間」

「普段着の和服ではなく裃着て署名しろ。せめて黒の紋付に縞の袴でやれ」

「お見事な左の右傾化w」

TPPも酷い売国だが、年金も酷いものだ! 10兆~20兆の損失を出しながら、この運用するやつらは処分されるどころか給与は何倍にも増額されてる!厚生労大臣の塩崎恭久のクズは本来なら真っ先に責任追及されてしかり!恥ずかしくないのか?辞表だして責任とれ!


2016年2月2日火曜日

【史上最悪の売国奴】竹中平蔵「若者には貧しくなる自由がある。その代わり頑張って豊かになった人に対して文句を絶対に言うな」

竹中平蔵先生から16歳へ贈る「お金と人生」の話

【第7回】 2016年2月1日

お金の謎を解く冒険。

今回は竹中平蔵さん。本連載ラストは、これからの日本を担う16歳へのメッセージ。「先の見えない時代を生き抜くためのヒント」がきっと見つかるはずです。

取材・構成:岡本俊浩/写真:加瀬健太郎/協力:柿内芳文(コルク)

<今回の先生>



竹中平蔵(たけなか・へいぞう)

1951年生まれ。一橋大学経済学部卒業。日本開発銀行設備投資研究所、大蔵省財政金融研究室主任研究官、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学教授などを経て、2001年発足の小泉純一郎内閣に参画。構造改革を主導する。第二次安倍内閣では「産業競争力会議」「国家戦略特別区域諮問会議」メンバーとして活動。そのほか、社団法人日本経済研究センター特別顧問、アカデミーヒルズ理事長、パソナグループ取締役会長、オリックス株式会社社外取締役などを兼任。著書多数。

かつて不安じゃない時代があっただろうか?

いま、若い人と話すと、

「不安だ」

「先が見えない」

みなさん、こう言います。私はこう思うんです。

逆に、いままで不安がじゃない時代があったのだろうか。誰にとっても等しく、先が見えて順風満帆な時代があったのだろうか。……そんな時代はありません。

たとえば、明治から太平洋戦争の終戦までの約80年間は、毎日が経済危機のような時代です。何が起きるかわからない。国内の労働市場は貧弱だから、日本人が海外に出稼ぎに出ていた時代もあったんです。その行き先はブラジルだったりしました。生き抜くために、未開拓の土地を開墾した人々がいたんです。

戦後に転じてみても日本の製造業は太平洋戦争で拠点を失ってマイナスからの再起だったんです。たとえば新日鉄の人はUSスチールに技術を学びに行って、ドキドキしながら製造拠点の再構築に取り組んだ。戦後の日本経済が急成長できたのは、この上に立っているから。

みんな苦労をしたでしょう。

苦労したにもかかわらず、見返りのないまま途方に暮れた人もいたでしょう。

しかし、きっとそのころの人は、不安だ、誰かがなんとかしてくれるなんて思わなかった。自分でなんとかするしかない、そういう環境にいたからです。

でも、考えてもみてください。いまの日本が置かれた状況がなんと豊かなことか。先が見えない、不安を感じるのなら、それを振り払うために頑張ってみたらいいじゃないですか。

しかし、そうはいかないんでしょうね。いまの日本には、なかなか火がつかない構造的問題があるのも確かです。

大切なのは「What’s a problem?」

これは、元ソニーCEOの出井(伸之)さんがおっしゃっていたことで、「中年症候群」という言葉があります。ミドルエイジシンドローム。中年になると、新しいことをやるのが不安になる。なぜかというと、いろんな意味で守りたいことが出てくるから。頑張らなくなる。

ところが、みんな自分でやっていることはよくわかるんです。

新しいことに挑まない、頑張っていないことがわかるから、ますます不安になる。それで悪循環になってまた不安になる。いらいらし始める。それは不幸ですよ。

もし、若い人が「将来が不安」と感じるなら、勉強すればいい。伸びしろは十二分にあるんですから。単純にアドバンテージがあるんですよ。お金を貯めて、留学に行ってもいいじゃないですか。チャンスはあるんです。

あなたが不安の根っこにあるものは何なのか。自分のカメラで、一度見てみたらいいじゃないですか。そのときに心にとめて欲しいことがあります。

「What’s a problem?」

何が問題なのか。



将来やりたいことが見つからなくて困っているのなら、それがproblemでしょう。あるいは、高い給料で働きたいなら、それがproblemになる。「自分にとって問題だ」と感じるのなら、解決すればいい。反対に問題でなければ放っておけばいいんです。

問題解決が必要になったら、具体的な行動が求められます。漠然と不安がっているだけでは、何も考えていないのと同じです。ずっと解決しません。

快適すぎて変われない人びと

それでも、こういう人は多いかもしれません。

「何が問題なのかわからない」

確かに、いまの日本社会を生きていて、深刻な問題は表面上、ない。だから、「What’s a problem」が考えにくくなっているのは事実でしょう。

日本は極めて「Comfortable」なんですよ。何もしないで「快適に」暮らすことができる。

Too comfortable to change.(快適過ぎて、変われない)

ただ、この構造こそ、危険をはらんでいる。よく言われますよね。「ゆでガエル」です。カエルを熱湯に放り込むと熱いからすぐに逃げ出す。しかし、水のなかに入れてゆっくりあたためていくと、そのうち茹であがってしまう。

快適過ぎて、問題意識を持ちづらい。行動を起こせない。わたしはこの言葉を贈りたい。

19世紀ドイツの政治家にビスマルクがいます。彼はこう言いました。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

要するに、個人が得た、せまい経験が導き出した判断よりも、長い年月と膨大な人間がつくりだしてきた歴史的事実の方が信用に値するのだと、いうことです。1人が積み上げたデータよりも、歴史というビッグデータの方が信頼に足るということですね。

若い人は歴史を学んだ方がいい。ところが、日本の歴史教育ってとても貧弱なんです。なぜ、こう言えるかというと、日本史の教科書はとても薄いんです。中学校の教科書なんてペラペラですよ。日本よりも建国から歴史の浅いアメリカの教科書は4〜5倍もあります。これはいったいどういうことだろうか、と思いますね。

要するに、日本の教科書って「何年に何がありました」。こんな程度のことか教えていないんですよ。単なる年号の羅列。でも、重要なのは本質でしょう。

過去に連綿と積みあがってきた歴史的なできごとはなぜ起きたのか。

きちんと説明できる日本人がどれだけいるでしょうか。「大化の改新」「律令政治」。これらはなぜ起きたのか。あなたは説明できますか?

だから、中年になってみんな「これではいかん」と思うわけでしょう。それで歴史本が売れたりする。まあ、これはいいとして、自分の道をみつけるためには歴史は学ばなきゃいけません。それは、魚にたとえると、「川を上る」ことです。そう、わたしは若い方によくこう言うんですよ。

「川を上り、海を渡れ」

昔を生きた日本人が何を悩み、その時代に何をやってきたのか。時空を超えて、それらをよく学び、生きる上での参考にしたらいいんです。いま、あなたが悩んでいること、直面している困難は、過去の誰かも悩んだことなんです。江戸時代か、明治時代か、あるいは大正時代なのか。必ずヒントが眠っているんです。

川を上り、海を渡れ

川を上ったら「海を渡れ」。

海外に出て、同世代の若者が何をやっているかを見てきたらいいんです。あなたはやったことがありますか。もしかしたら、あなた以上に懸命に生きているかもしれませんよ。



これは何年か前の話になります。わたしは仕事で中国の深センに出かけたことがあります。ここには、日本の大手電機メーカーの工場があるんです。工場の稼働は24時間。休みはありません。山間部から出てきた15歳くらいの女の子たちが、1日3交代で働いている。ある女の子は「ここで働いて、お金を貯めている」と言う。

なんのために?

まずは貯めたお金で、弟を大学に行かせる。残ったお金はお母さんに送るんだと。自分はここで勉強をし、10年経ったら故郷で起業をすると言うんです。

こんな若者たちが中国には山のようにいる。日本の若者にとっては生涯の友人であり、ライバルなんですよね。こういう現実を自分の人生として生きている若者たちがいる。これだけでも、What’s a problem? 「自分はどう生きるべきか?」を考えざるを得ないんじゃないでしょうか。

もうね、「受験勉強」なんてやらなくていいんです。たいしたことないんでですから。東京大学に入ったって、たいしたことはないんです。受験は、基礎の基礎を培うには有効かもしれませんが、勝つのは簡単なんです。人よりも早く始めればいいだけの話なんです。だから、受験勉強を前倒しではじめられる進学校が強くなる。

日本は「入試歴社会」

日本の最高学府に、なんてこと言うんだと思った人もいるかもしれませんね。でも、こういう現実があります。

わたしがハーバード大学で客員准教授をやっていたとき、総長のヘンリー・ロソフスキーとよく話しをました。彼は知日家で、日本のことをよく知っているんです。こんなことを言われました。

「ヘイゾウ、日本人は東京大学を『偉い』と思っているんだろう。でも、ハーバード大学から見れば、東京大学は、トーキョーにある大学以上の意味はないんだよ」

何を意味しているかというと、もはやグローバル基準で「東大卒」は「学歴」にならないということです。グローバル基準はもっと上をいっているんです。

人間、学歴じゃない。こういう言い方がありますね。しかし、国境を超えて働く――グローバル社会とは、強烈な「学歴社会」。このことを知っておいてほしいんです。

なぜ学歴なのかは、極めて合理的な判断です。グローバル社会では、あらゆる国から人が集まってきます。文化や宗教、あらゆる点で多様ですから、どこかで物差しを導入しないとなりません。それこそが学歴で、世界中から集まってくるからその基準もより厳しくなります。このことに関しては後ほどお話しするとして、日本は単なる「入試歴社会」ですよ。

どのぐらい、難しい入試に受かったか。そこだけを見ている。日本は同質性の高い社会だから、有名な大学を出ていて、いい人そうであれば、企業は採用しますし、これまで回ってきた面はあります。

ただこれは、東大に入った、慶應に入ったから、「まあよさそうだ」と思っているだけの話です。企業は大学を信用していません。自分のところで、「イチから鍛えてやる」と考えていますから。出身大学の偏差値は教えたことを吸収できるか判断基準として便利なだけ。

もう一つ、新人として入ったからには、言うことを素直に聞くかどうかが重視されます。だから、体育会系が就職で有利でした。東大卒の体育会系の人気が高いのは、この2つ併せ持っているからでした。

しかし、これらはグローバル基準から見れば時代遅れでしょうし、本当の学歴とはこんなものではありませんよね。何を学んだかはまるで尊重されていないんですから。

グローバル基準でプロフェッショナルになろうと思ったら、最低でも「マスター」(修士)を持っていなければダメで、本来なら「Ph.D」(博士号)ですよね。もちろん、これらはグローバル基準で上位にある大学でのものに限られます。ハーバード大などがその頂点にあることは言うまでもありません。

エリートと言われる人でも、日本で博士号を持っている人はとても少ないですね。そこから考えると、日本は「低学歴社会」です。そもそも大学の進学率は50%台でしょう。いま、世界の大学進学率は、もっともっと高い。低学歴社会だと思わないといけない現状です。こういうことは、海を渡ると見えてきます。

人生には必要なのは、地図ではなく羅針盤

MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究所に「メディアラボ」があります。日本人の伊藤穣一さんが所長を務めていますが、ここで使われるのは、

Compass over maps.

という言葉です。「人生には必要なのは、地図ではなく羅針盤である」と。

これまでの日本社会は人生の地図を書いてきました。偏差値の高い大学に入って、一流企業に入る。そこで管理職になる――これこそが、人生における「最良の」地図だったんですよね。



ただ、これからはもう通用しません。すでに東大は、大学ランキングで北京大学に抜かれましたし、一流企業でも不正会計問題が起きる。他の優良企業でも、あっさりどこかに買収されるかもしれない。もはや、「最良の地図」なんて存在しません。

だからこそ、「羅針盤」が大切になるんです。コンパスです。変化の早い世界では、地図はあっという間に変わるものの、自分の羅針盤さえ正確なら道に迷うことはない。それを身につけるために必要なもののひとつが学歴です。

当然、これを得るのは簡単なことではありません。でも、人生ってもとから簡単なものではありませんよね。チャラく考えない方がいい。

そう、大変なんです。生きるって。

ニューヨークに行くと、フィリピンやベトナムからやって来た方がタクシーの運転手として働いています。わたしが後部座席に座ると、しばしば彼らはこう言うんです。

Life is not easy.

人生は楽じゃない。

彼らは、生まれた国で満足な収入を得られずにニューヨークにやって来た。言葉もできなかったから、これまでとてつもないハンディキャップのなかで働いてきた。だから、

「自分の子どもには、同じ想いはさせたくない。高い教育を受けさせたいんだ」

と言う。ところが、聞いてみると、息子がイェール大学に行っている、コーネル大学に行っていると、誇らしげに話すわけです。

Life is not easy.

そう呟きながら、生きているんですよ。

若者には貧しくなる自由がある

いま現在、日本人は快適な環境で暮らせていますが、これはいつまで長続きするでしょうか。

日本の1人あたりGDPは、世界トップのノルウェーやスイスなど比べると、半分以下しかありません。アメリカの1人あたりGDPは、日本より3割高い。成長率も上ですから、この差は開き続けている。

不思議でならないのは、国内の格差問題に対しては、みんな極端にナーバスになるのに、世界のなかで日本が格差をつけられていることに対しては、関心が払われないということです。単にこれは「頑張るのがきらい」なだけなのかもしれません。

もちろん、

「わたしは頑張りたくない。楽に生きたい。いまがぬるま湯なら、つかれなくなるまで、つかっていたい」

と考える人もいるでしょう。それならそれでいい。その権利は誰にもあるわけですから。ただ一つ言っておきたいのは、「何もやらずに楽に生きる」ための基盤は、みんなが想像しているよりも早く崩れるかもしれない、ということです。

以前、鳥越俊太郎さんたちと、あるテレビ番組に出ました。

いま話したような文脈で、「日本の若者は海外に出るべきだ。世界の現状を見るべきだ」と話していたら、スタジオに抗議の電話がいっぱいかかってきました。視聴者は「大きなお世話だ。ほっといてくれ」と言うんですよ。

ただ、わたしはこう言いました。

「確かにそうだ。若者は自由にやればいい。貧しくなる自由がある。若者には楽をして貧しくなる自由があるから、選べるなら選べばいい。その代わり、頑張って豊かになった人に対して文句を絶対に言うな。君たちが貧しくなる理由を選ぶんだったら、それはそれでいい」

でも、彼らはきっと文句を言いますよ。なぜなら強い信念をもってそうなっているわけじゃないんだから。楽をして貧しくなるのも一つの道ですし、世界との競争とは別の場所で生きていくのも立派な道でしょう。わたしはそれも否定しません。ただ、やるんなら信念を持ってやって欲しいんです。そもそも自由な世界、個人を尊重する世界とは、こういうことなんですから。

何をやりたいかなんて簡単にはわからない

何かを学んだ。その次に来るのは目的かもしれません。換言するなら、それは「やりたいこと」でしょう。

しかしどうなんでしょうか。昔もいまも、「自分が何をやったらいいのか。やりたいのか」わかっている人なんて、どの程度いるのかと思いますね。わたしの世代で言うなら、「食うためには何だって構わない。働くしかない」と思ってやってきただけで、「やりたいこと」があったわけじゃありません。

それはいまの時代も同じではないか。

たとえば、元陸上競技の選手で、為末大さんがいます。



元々彼は、100メートルでオリンピックに出たかった。金メダルを獲りたかった。ところが、大学のときに背が伸びなかったために壁に直面します。そこで彼は考える。

「なんで自分はオリンピックに出たいと思っていたんだろう……そうか、100メートルは陸上競技の花形。世間の人はオリンピックに出た人を褒める。自分も褒められたかったのか」

そこで彼は、200メートルハードルに転向して、世界陸上でメダルを獲る。

「だから、何をやりたいかなんて簡単にはわからない」

と彼は言うんですね。この認識は非常に率直で、正しいと思います。

あるいは、歌手の谷村新司。

彼とは友人でいろいろなことを話してきましたが、彼はいま、自分の歌を世界中に届けることを天職としてやっている。なぜ彼が音楽を始めたのか。とても単純な動機で、高校生のころに女の子にモテたかったから。最初から「世界に歌を届けたい」なんて考えていませんでした。

慶應大学湘南藤沢キャンパス(慶應SFC)の4期生で、佐野(陽光)さんという人がいます。「クックパッド」というIT企業の創業者ですね。使ったことのある方もいるでしょう。世界一の料理レシピサイトですが、彼は人によくこう聞かれます。

「なんで、レシピサイトをつくったのですか」

これに対して佐野さんは、

「人間にとって一番大事なのは笑顔。それをつくるのは、家族の食卓。食卓を豊かにするために、レシピサイトをつくった」

でも、これは最近になって考えるようになっただけで、会社は無我夢中で始めただけです。やっているうちに、自分の役割に目覚めただけなんです。

人生って、往々にしてこういうものですよ。天才じゃないんだから、最初から「これが自分の道だ!」などと閃きが降りてくることなんて、滅多にありません。やりたいことがわからないのが、当たり前なんです。

そう、人生とは「簡単には解けない問題」なんですよ。

社会や経済、政治の問題を見てそうでしょう。解けない問題だらけ。ところが、大学入試など受験には解ける問題ばかり出てくる。小論文は別にして、大半は必ず正解のある問題しか出していない。若い人は現実の問題には「必ず答えがある」と思いこまされているのかもしれません。だから、

「やりたいことは、絶対にある。ないとダメなんだ」

などと考えてしまうのかもしれません。

わたしは18歳のころ、経済の勉強を始めました。とても戸惑いました。なぜなら、解ける問題ばっかりやってきたから、絶対的な正解のない経済学には戸惑うんですよ。

「解けない」ことを前提に考えなきゃいけない。

慣れるまで苦労をしました。だから、これからの時代を生きる人は、「解けないこと」を前提に、自分の人生を考えて欲しいんです。逆説的ですが、解けないからこそ考える価値が、取り組む価値があるんですよ。

「強さ」より「復元力」

その時に必要なのは、本当の意味での「教養」ですよね。先にお話ししたMITのメディアラボでは、

Resilience over strength.

という言葉が使われています。「強さより、復元力だ」という意味ですね。要するに、どんなに堅牢なモノを作ってもいつかは必ず壊れる。問われるのは「壊れた時にどうするか」。もう一度、イチから復元する力を持っているかどうか、です。

自然災害はもちろん、仕事や人生の「何かが壊れる」ことは往々にしてあります。大切なのは復元する力で、それを支えるのは人間的な総合力でしょう。学歴や技術だけでも測れない、コミュニケーションやこころの力。あるいは、歴史や文学に何を学んだか。幅広い教養が問われる。

仕事でも問われますよね。だって考えてもみてください。どんな会社をやるのでも、専門のことを1つやれば会社が回るかといえば、そんなことありませんよね。お金のことを考えるときも同じです。1つの側面からだけ見ていれば、解が出るなんてことはないんです。

わたしの知人のお嬢さんで、ハーバード大学の医学部を受験した方がいます。その子がしんみりこう言いました。

「日本の受験生は楽でいい。参考書を覚えればいいんだから」

彼女はまったく違うことをやっています。ハーバードの医学部に入ろうとしたら、「医学に志がある」ことを示さないといけません。

どうやって?

まず、夏休みには病院にボランティアで行かなきゃならない。リーダーシップを示すために、高校の化学部の部長に立候補し、部長か副部長にならないといけない。教養の幅の広さも証明するために、スポーツや音楽の何かができないといけません。彼らはこんなにやっているんですよ、受験勉強だけやっている場合じゃありません。

他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる

先ほど、ノルウェーやスイスの1人あたりGDPが日本の2倍以上というお話をしました。ルクセンブルクやシンガポール、香港もよく挙げられます。共通するのは、どれも小さな国。シンガポールは典型ですが、水さえ輸入しないといけない国なんです。資源がないから。

こうなると、国内マーケットを徹底的にオープンにし、できるだけ安いものを買って、自分たちが一番得意なものだけで稼ぐことをやらなきゃならなくなる。貿易で言うと、「比較優位に特化する」ことになりますが、不採算な部分――つまり、稼げないものは徹底して切り捨てるしかないんです。効率の高いビジネスに特化するから、1人あたりの生産性も上がる。所得も上がるわけです。

一方、日本は非効率なものをたくさん温存しています。たとえば農業の一部。地方に行けば、つぶれてもおかしくない企業が補助金漬けで温存されてもいます。

これらは短期的に見れば、雇用に貢献していますが、中長期的に見れば「貧しさを長引かせるだけ」の施策です。

ただ、同じ症例におちいるのは人口の大きな国共通なんです。アメリカですらそう。先進国で人口が1億人を超えている国は、アメリカと日本しかありません。大きな国では非効率は温存されやすくなり、政治家はポピュリズムに走りやすくなる。

「やさしい政治」なるものが出てきます。

一見、とてもいいものであるように感じられますが、これは非効率を温存して平均所得を押し下げる政治です。

こういう環境下で政治はどうあるべきか。有権者はどうあるべきか。わたしはこう考えるんです。「国民主権」とよく言われますよね。ただ、これは国民一人一人が「自分が総理大臣だったら、どうするか」と考えて、発言、行動ができるかが前提なのではないでしょうか。「これはいやだ、あれはいやだ」から「こうしてくれ」というのは、成熟した主権者の行動とは呼べないですよね。本来的には、

「自分はこう考えている。こうしようじゃないか」

というように有権者自身が発信しなくてはいけない。

政治家も同じで、単なる御用聞きになったらだめなんですよ。

日本をはじめ、先進国で人口の多い国はどこも同じ課題を抱えていて、非効率なものを温存している。何が課題で、どこを正していくのか。若い人にはいまの大人が抱えた失敗をちゃんと見ていて欲しいと思います。その上で何ができるのだろうか。



カナダの精神科医でエリック・バーンという人がいます。彼の言葉で、

「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」

があります。さて、日本はどうでしょうか。

未来を見通すことはとても難しいものがあります。

しかし、こう考えることはできるでしょう。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、大きなチャンスがあります。まずはこれをどう生かすか。大きな事業にはいわゆる「締め切り効果」がありますから、オリンピックまでに(アベノミクス)3本の矢をどう実現するのか。ちゃんとした方針があれば、仕事は加速するでしょう。

ここをどうするかで、10年後――2025年の日本の景色はだいぶ変わってきます。結果いかんでは暗い日本にはなっていないと思います。なぜなら、日本にはいまだ資本がある。技術力もある。そして人もいるんですから。

ただ、これができなければ、高齢化で財政負担が増える。一方では、それでも歳出カットができない。こんな状況になると、消費税を一気に上げなきゃならなくなって、国民の生活が苦しくなる。そんな見たくもない現実がやってくるかもしれない。

インフレの下では貯めているのはバカ

明るい兆しはありますよ。

アベノミクスの3本目の矢に「民間の投資促進」があります。この政策がなぜ必要だったかというと、企業が貯めこんでいる現金を市場に流して、新陳代謝を促したかったから。企業が現金を貯めこんでいた理由は、極めて明快で長らく日本がデフレだったからです。デフレの時は、モノの値段が下がるわけですから、いま買いものをしちゃいけないんですよ。貯めていればよかったんです。しかし、インフレになったいま、貯めているのはバカなんです。

だからいま、1兆円規模のM&Aが出てきているでしょう。新しい投資の流れが出てきている。

こうなると、次の課題が出てきますよね。

外国の優秀な会社を買ったとして、誰がマネジメントをするのか。外国の人を相手に、英語で丁々発止のコミュニケーションをできる人がどれだけいるのか。これからの日本企業が直面する壁は恐らくここで、企業は日本人にそれができないとなったら、外国人を一気に雇うかもしれませんよ。孫(正義)さんが、後継にインドの人を指名したようなことが進むかもしれません。それはつまり、働いている会社に、いきなり外国人の部長がやってくる――といった話で、1つの会社でずっと頑張ればどうにかなる――というこれまでの地図が、いよいよ変わるわけです。

こう考えると、日本のグローバル化は始まったばかり。本当の入り口に過ぎません。若い方たちは、強く生きていって欲しいと思います。

※この連載をまとめた『インベスターZと学ぶ16歳のお金の教科書(仮)』はダイヤモンド社より夏頃発売予定。

参照元 : ダイヤモンドオンライン


竹中平蔵と日本を崩壊させる安倍晋三。こいつらはフリーメイソンの手先であり、日本国民の敵である。

安倍晋三は竹中平蔵を愛国者と言った。狂ってるとしか言いようがない。



<ネットユーザーの反応>
「日本人は金持ちを妬む習性があるからね。金儲け=悪だし」

「何を頑張ったのだろう?」

「最近の竹中は支離滅裂だな」

「棄民政策だと思ってたけど、違ったんかな。まぁ、いいや…」

「アメリカの代弁者www」

「いい加減こいつを担ぎ上げるのやめろよ。こんなクソ野郎。生き地獄を味わって死んでほしいわ」

「海外でたくても、結婚してると妻は英語話せないし、母1人で育てられた俺は、そこまで思えねぇなあ。まー生まれた環境にもよるはな」

「マクロで他国に大きく負ける状況は、金融政策・経済政策の失敗だろ??個人の問題ではなく、国家としての大失敗」

「始めから支離滅裂だよ。選択と集中と言いながら起業しろとか最初から人をバカにした話しかしてないよ」

「要するには、俺様は(いろいろあれこれ)頑張ったから金持ちになった。だから俺様を批判するなと言いたいんだろw 幼稚な自称学者。竹中が死んだら、日本全国のスーパーなどで赤飯が売り切れになるわw」

「頑張って豊かになったんじゃないだろこの賤民ケケ中は政治屋に擦り寄って国税ちょろまかしているゴミはサッサと死んでくれ」

「竹中の会社もワタミの末路みたいになるんだろうな。ネット社会で反感かったら終わりだ」

「こいつの政策のせいで銀行から貸し剥がされて経営が順調だったのに潰された多くの会社があった。こいつの言う事は全く信用できない」

「竹中小泉安倍をはじめとしたグローバカどもは許せないが、こいつらの解国政策に気付かず支持してる国民が多いことに絶望してる」

「こいつ、文句しか言ってないじゃないのか」

「その場その場で…って感じしかしない人だな相変わらず」

「こいつはワタミと同じだよな。臭すぎるわ」

「金儲けに頑張らないと貧乏になると言ってるのか、嫌な野郎だな。皆がいろんなことをやって、豊かな世の中になるんじゃないか。みんなが金儲けに頑張れば、皆貧しくなる」

「日本をダメにした10人を選べと言われたら、こいつは間違いなく小泉とワンツートップ」

「頑張っても報われない社会かと思う人多いんじゃないの?」

「売国する自由もあるのか」

「豊かになるために取った手段によるな。トリクルダウンという大嘘で人を騙すような真似をして豊かになった連中は批判されてしかるべき」

「お前ら、こいつがパソナ会長ということを忘れるなよ」

「疑獄政商の分際で部落マフィアの分際でケケ中はアルカポネみたいな末路迎えろ」

「なにひとつ恩返ししない平蔵という寄生虫」

「竹中さんサイコー。ピンハネ会社の顧問だっけ。若者からピンハネし過ぎだろ。ヤクザの手配師かよ」

さすがに「売国」を頑張った奴は言うことが違いますね。さっさとクタバレ!