2014年4月20日日曜日

あいつぐダイオウイカの水揚げ、そしてチリ沖地震 巨大地震の前兆現象か?

あいつぐダイオウイカの水揚げや深海魚の大量捕獲、そしてチリ沖地震の発生で深海の異変と巨大地震の前兆が騒がれ始めた!

ダイオウイカ水揚げ、チリ沖地震… 巨大地震5月が危ない「深海の異変」(1)

2014年04月17日 11時00分

チリ沖地震では、チリ北部の沿岸に最大で2メートルの津波が押し寄せ、同国内で6人の死亡が確認されている(4月2日時点)。地震はチリ北部・イキケ沖の太平洋で起きた。アメリカの地質調査所によると、震源の深さは20キロと推定されている。

「チリは太平洋のナスカプレートと陸側の南アメリカプレートがぶつかるところです。太平洋プレートは20世紀後半から膨張を続けているため、ナスカプレートが押され、ひずみが限界に達して巨大地震が発生したと考えられます」(サイエンス記者)

日本列島から約1万キロ以上離れた南半球で起きた地殻変動は、翌日の夕方まで日本に押し寄せた津波以外は関係がないと思うかもしれない。しかし、太平洋のスケールから見れば、チリが太平洋プレートと隣接するナスカプレートの東端なら、日本は太平洋プレートの西端だ。

「ニュージーランドのクライストチャーチ市を襲ったM6.3の直下型地震の1カ月後に、あの東日本大震災が発生しました。これと同じように、チリ地震でナスカプレート東部の圧力が解放された結果、バランスを取るために今度は日本付近の太平洋プレート境界で地殻が大規模に割れる可能性は、十分考えられます。時期的に見ても5月が最も危ないのでは」(同)

今回のチリ地震の意味について、琉球大理学部名誉教授の木村政昭氏が語る。

「太平洋には、南極海から太平洋にかけて延びる東太平洋海膨と呼ばれる海嶺が走っている。ここはマントル対流が上がってきており、東西の両側に割れている。つまり、太平洋を引き裂いているのです。そして割れたプレートの西側の広がりは太平洋プレート、東側をナスカプレートと呼んでいる。いずれも、少しずつ移動して陸側のプレートの下に沈み込み地殻変動の原因となっていますが、1950年以降を見ると、ナスカプレートの東端で大きな地殻変動が発生した数年後には、例外なく太平洋プレートの西端や北端で巨大地震が発生しているのです」

太平洋プレートに隣接するナスカプレートによる“誘発地震”が発生。つまり、地震のエネルギーが隣接するプレートに影響し、大地震を引き起こすというわけだ。

歴史を紐解けば、1960年、近代地震学の計器観測史上で世界最大とされるM9.5の超巨大地震がチリで発生すると、4年後にアラスカでM9.2の地震が発生。さらに東日本大震災の前年にもチリでM8.8の巨大地震が起きている。

武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が言う。

「太平洋プレート、ナスカプレートはそれぞれ別のメカニズムで動いていると考えられますが、“兄弟プレート”の一方で巨大な地殻変動が発生すると、もう一方でも数年後に大きな地殻変動が起こっているのです。その謎は解明されていませんが、注目に値すると思われます」

しかも、このところ太平洋とその周辺地域では、巨大地震の前兆となる火山の噴火活動が繰り返し発生している。

3年前、霧島山・新燃岳が突如として噴火すると、その2カ月後にハワイ・オアフ島のキラウエア火山のマグマ流出量が急増するという現象が起きた。

「折しも今、小笠原諸島の西ノ島が活発な活動を続けている。チリ地震、西ノ島の火山活動--と見てくれば、日本付近で巨大地震が発生するのはもはや秒読み段階とも取れる」(前出・サイエンス記者)

参照元 : 週刊実話

ダイオウイカ水揚げ、チリ沖地震… 巨大地震5月が危ない「深海の異変」(2) 

2014年04月18日 11時00分

60メートル超の津波が起きた過去

では、日本のどこで巨大地震が発生するのか。前出の木村氏はずばり、小笠原諸島から房総沖の間の“地震の空白域”が危ないと指摘している。

伊豆・小笠原海溝は東日本大震災を起こした日本海溝とつながっている。そのストレスは3・11で解放されたが、伊豆・小笠原海溝の周辺は依然ストレスが溜まった状態。それどころか、同海域のひずみは増加しており、西ノ島の火山活動も巨大地震の前兆現象だというのである。

「1960年以前は、あの海域で頻繁にM7クラスの地震が記録されていたが、それ以降は木村氏が言うように地震活動が止まった“空白域”となっている。つまり、いつ地殻変動が起きても不思議ではない状態なのです」(同)

一方、巨大地震を予感させる不気味な現象として、深海魚のダイオウイカの水揚げが指摘されている。

3月12日には、神奈川県横須賀市沖の東京湾で、全長約3.6メートル、重さ24キロのダイオウイカが捕獲された。ダイオウイカはすぐに死んだが、三浦市の水族館『京急油壺マリンパーク』によると、横須賀市の走水港沖の東京湾で、ワカメ漁をしていた地元の漁師が海面に浮いている巨大なイカに気付き、素手で捕獲したという。

ダイオウイカは、今年に入ってから新潟県や富山県などの日本海で相次いで見つかっているが、東京湾で捕獲されるのは非常に珍しいことだという。

「深海魚のダイオウイカが浅瀬で捕獲された。なぜこのような行動をとるのか、生物学会ではいまだ未解明です。しかし、当然ながら海底100メートルより深い所は真っ暗で、目が見えない代わりに微弱な振動や電流に敏感に反応することは考えられる。東京湾の入口は深海の相模湾に続いていおり、そこで起きつつある何らかの異変をキャッチしたとも考えられます」(前出・島村氏)

実は、東日本大震災の前にも、地震の予兆ともいえる宏観異常現象が起こっていたという。

「地震発生の2週間ほど前、大洗海岸と九十九里浜にクジラが大量に打ち上げられたのです。ニュージーランド地震の前にも大量のイルカが打ち上げられていました。誰にも合理的な説明はできませんが、海底の異変を超音波で感じているのかもしれません」(サイエンスライター)

ちなみに、三浦半島の先端である城ケ島沖では、城ヶ島の西側から南側の沖にかけて約3キロの範囲で1.9~6.3メートルの海底隆起が確認されているという。3・11の直後にも三崎港の海底が30センチ隆起している。そのような状況を見ても、海底で異変が起きている可能性は高そうだ。

ここまで来ると、巨大地震が発生する条件がすっかり出揃った感のある日本。いったいどのような被害が予想されるのか。

「私が予想している海域で巨大地震が発生した場合、太平洋側の陸地の地震動はさほどでないでしょう。問題は津波です。当然10メートル以上の高さの津波が発生するでしょうが、それ以上になるかもしれません。南海トラフ巨大地震の対策は盛んに叫ばれているので関東以西は津波対策をしていると思いますが、一方で琉球列島、南西諸島などの離島はまったくのノーガード。それが心配です」(前出・木村氏)

参考までに言えば、前出のアラスカ地震では、アラスカ州シャウプ湾で67・1メートルという想像を絶する巨大津波を観測している。国が発表している南海トラフ巨大地震の被害想定の死者数は32万人。しかし、同じような巨大津波が発生すれば、それどころでは済まない事態に陥るだろう。

しかし、太平洋を中心にしたスケールで起きる地殻変動だけに、可能性がゼロとは言い切れない状況なのだ。

参照元 : 週刊実話

ダイオウイカや深海魚が立て続けに水揚げされ、漁師たちも地震の前兆では?と恐怖に怯える。

   





漁師の間では、サケガシラが大量に水揚げされると地震の前兆と言われている。チリ沖地震といい、あいつぐダイオウイカの水揚げ、これは大地震の前兆なのか?

伊豆・小笠原海溝は東日本大震災を起こした日本海溝とつながっている。そのストレスは3・11で解放されたが、伊豆・小笠原海溝の周辺は依然ストレスが溜まった状態。それどころか、同海域のひずみは増加しており、西ノ島の火山活動も巨大地震の前兆現象だというのである。

大地震が発生しないことだけを祈るしかないのか?頼むから起こらないで欲しい。

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