高齢者の9割が貧困化 「下流老人」に陥る5つのパターン
2015/6/25 07:00
高齢者の貧困が問題になっている。内閣府調査の<世帯の高齢期への経済的備え>で、60~64歳で貯蓄が「十分だと思う」と答えた人は3.6%。「かなり足りないと思う」と答えた人はその10倍、35.5%だった。
「老後の貧困は、ひとごとではないのです」
そう警鐘を鳴らすのは、生活困窮者支援のNPO法人「ほっとプラス」の代表理事で社会福祉士の藤田孝典さんだ。6月半ばに出版した新刊『下流老人』(朝日新書)で、「このままだと高齢者の9割が貧困化し、貧困に苦しむ若者も増える」と書く。
藤田さんは貧困高齢者を下流老人と名付けた。普通に暮らすことができず下流の生活を強いられる老人という意味で、日本社会の実情を伝える造語だという。
「年収が400万円の人でも、将来、生活保護レベルの生活になる恐れがあります」(藤田さん)
実際に生活保護を受給する高齢者は増加中で、今年3月時点で65歳以上の78万6634世帯(受給世帯の約48%)が生活保護を受けている。昔なら子ども夫婦に扶助してもらうことが当たり前だったが、今は核家族が多い。頼りの子どもは派遣切りやニート。高齢で大病して貯蓄も尽きたら……。
藤田さんは、『下流老人』の中で高齢者が貧困に陥るパターンを五つに大別した。
【1】本人の病気や事故により高額な医療費がかかる
【2】高齢者介護施設に入居できない
【3】子どもがワーキングプアや引きこもりで親に寄りかかる
【4】熟年離婚
【5】認知症でも周りに頼れる家族がいない
本人の病気と家族の介護をダブルで抱える人もいれば、60歳を過ぎて妻と別れ、途方にくれる男性もいる。
「1部上場企業で働いてきた男性が、離婚してから食事や趣味にかけるお金を節約できず貧困になる人もいます」(同)
こんな例もある。藤田さんが警察で保護した60代の男性は、不動産会社社長で、バブル期は資産が2億円あった。だが土地が転売できず破綻。それでも社長っ気が抜けなかったらしい。
「6年前に彼がお弁当とお茶をスーパーで盗んで捕まったとき、所持金が100円なのに、スーツを着込んでいました」(同)
この元不動産会社社長は「食いっぱぐれるはずがない」「老後の心配無用」と年金も払っていなかったという。
80歳の老母と45歳の息子のこんな生活苦もある。福祉施設に勤める息子の給与は手取り23万円。亡き夫の会社が傾いたときに息子が借金を被り、返済が毎月数万円ある。築40年の賃貸マンションの家賃を息子が払い、母親が光熱費と食費を払う。母親は病院通いをしながら、息子の大学時代の奨学金も年金から返し続ける。
「奨学金は息子名義だが、何年か払えない時期があり、親の私に支払い通知が来た。額は多くはないが息子からも頼むと言われて、この先十何年は私が払わないと」
母は息子がいないと年金だけでは住めず、その息子が母に寄りかかる。
関西で生活困窮者の支援をする生田武志さんは、貧困から人が落ちていく様子を、「カフカの階段」として図式化した。
労働、家族、住居を失い、金銭を失い、ついには野宿という究極の貧困状態に。生田さんによれば、落ちるときは一段、一段落ちるが、最下段まで落ちると、簡単には上に上がれない。住所がないとハローワークで職も得にくく、生活保護を受けるのに時間がかかることも。
「生活保護の申請をしなかったり、申請しても追い返されて野宿になる高齢の方にもたびたび出会います」(生田さん)
※週刊朝日 2015年7月3日号より抜粋
参照元 : dot.
これが、パソナ竹中と安倍晋三が望む日本社会である。今後は、ますます格差が広がり、景気も悪化するでしょう。
貧困 → 戦争 → 自衛隊の戦死 → 自衛隊の減少 → 徴兵制
日本の官僚や政治家は国の社会インフラが立派なら大多数国民は貧困でもかまわないと言う考え方。確かに、整備されたゴミ一つ落ちていない街並、便利な公共交通、そびえ立つ高層ビル群があれば、ホームレスが歩いていても貧困がある国には見えない。
マンションやアパートで餓死していても分からない。
今までのクソ政策のしわ寄せが徐々に来てるだけ。甘い汁を吸ったまま逃げようというゴミ官僚やゴミ富裕層に逃げられてるようなら、ほんと国が終わっても当たり前って段階まで来てるよね。
2015/6/25 07:00
高齢者の貧困が問題になっている。内閣府調査の<世帯の高齢期への経済的備え>で、60~64歳で貯蓄が「十分だと思う」と答えた人は3.6%。「かなり足りないと思う」と答えた人はその10倍、35.5%だった。
「老後の貧困は、ひとごとではないのです」
そう警鐘を鳴らすのは、生活困窮者支援のNPO法人「ほっとプラス」の代表理事で社会福祉士の藤田孝典さんだ。6月半ばに出版した新刊『下流老人』(朝日新書)で、「このままだと高齢者の9割が貧困化し、貧困に苦しむ若者も増える」と書く。
藤田さんは貧困高齢者を下流老人と名付けた。普通に暮らすことができず下流の生活を強いられる老人という意味で、日本社会の実情を伝える造語だという。
「年収が400万円の人でも、将来、生活保護レベルの生活になる恐れがあります」(藤田さん)
実際に生活保護を受給する高齢者は増加中で、今年3月時点で65歳以上の78万6634世帯(受給世帯の約48%)が生活保護を受けている。昔なら子ども夫婦に扶助してもらうことが当たり前だったが、今は核家族が多い。頼りの子どもは派遣切りやニート。高齢で大病して貯蓄も尽きたら……。
藤田さんは、『下流老人』の中で高齢者が貧困に陥るパターンを五つに大別した。
【1】本人の病気や事故により高額な医療費がかかる
【2】高齢者介護施設に入居できない
【3】子どもがワーキングプアや引きこもりで親に寄りかかる
【4】熟年離婚
【5】認知症でも周りに頼れる家族がいない
本人の病気と家族の介護をダブルで抱える人もいれば、60歳を過ぎて妻と別れ、途方にくれる男性もいる。
「1部上場企業で働いてきた男性が、離婚してから食事や趣味にかけるお金を節約できず貧困になる人もいます」(同)
こんな例もある。藤田さんが警察で保護した60代の男性は、不動産会社社長で、バブル期は資産が2億円あった。だが土地が転売できず破綻。それでも社長っ気が抜けなかったらしい。
「6年前に彼がお弁当とお茶をスーパーで盗んで捕まったとき、所持金が100円なのに、スーツを着込んでいました」(同)
この元不動産会社社長は「食いっぱぐれるはずがない」「老後の心配無用」と年金も払っていなかったという。
80歳の老母と45歳の息子のこんな生活苦もある。福祉施設に勤める息子の給与は手取り23万円。亡き夫の会社が傾いたときに息子が借金を被り、返済が毎月数万円ある。築40年の賃貸マンションの家賃を息子が払い、母親が光熱費と食費を払う。母親は病院通いをしながら、息子の大学時代の奨学金も年金から返し続ける。
「奨学金は息子名義だが、何年か払えない時期があり、親の私に支払い通知が来た。額は多くはないが息子からも頼むと言われて、この先十何年は私が払わないと」
母は息子がいないと年金だけでは住めず、その息子が母に寄りかかる。
関西で生活困窮者の支援をする生田武志さんは、貧困から人が落ちていく様子を、「カフカの階段」として図式化した。
労働、家族、住居を失い、金銭を失い、ついには野宿という究極の貧困状態に。生田さんによれば、落ちるときは一段、一段落ちるが、最下段まで落ちると、簡単には上に上がれない。住所がないとハローワークで職も得にくく、生活保護を受けるのに時間がかかることも。
「生活保護の申請をしなかったり、申請しても追い返されて野宿になる高齢の方にもたびたび出会います」(生田さん)
※週刊朝日 2015年7月3日号より抜粋
参照元 : dot.
これが、パソナ竹中と安倍晋三が望む日本社会である。今後は、ますます格差が広がり、景気も悪化するでしょう。
貧困 → 戦争 → 自衛隊の戦死 → 自衛隊の減少 → 徴兵制
日本の官僚や政治家は国の社会インフラが立派なら大多数国民は貧困でもかまわないと言う考え方。確かに、整備されたゴミ一つ落ちていない街並、便利な公共交通、そびえ立つ高層ビル群があれば、ホームレスが歩いていても貧困がある国には見えない。
マンションやアパートで餓死していても分からない。
今までのクソ政策のしわ寄せが徐々に来てるだけ。甘い汁を吸ったまま逃げようというゴミ官僚やゴミ富裕層に逃げられてるようなら、ほんと国が終わっても当たり前って段階まで来てるよね。
<ネットユーザーの反応>
「50年生きてきたけど、本人次第じゃない事例をいくつも見てきたよ」
「アリとキリギリス」
「貧困家庭に育った奴は大概貧困のまま」
「で、下流老にならないためには何をすればいいの?」
「早く死ねと言うことです」
「公務員以外は気を抜くとすぐ負け組に」
「病気になったら終わりっていうのはわかる。あと、心配性は体には猛毒だと思ったほうがいい」
「落ちる奴は子供の頃から分かるわww」
「国家崩壊、貴族と奴隷のみ。スラム街が出来るね」
「国が弱くなるってこういう事だろう」
「老人の貧困の割にはオレオレ詐欺が減らんなw」
「50年生きてきたけど、本人次第じゃない事例をいくつも見てきたよ」
「アリとキリギリス」
「貧困家庭に育った奴は大概貧困のまま」
「で、下流老にならないためには何をすればいいの?」
「早く死ねと言うことです」
「公務員以外は気を抜くとすぐ負け組に」
「病気になったら終わりっていうのはわかる。あと、心配性は体には猛毒だと思ったほうがいい」
「落ちる奴は子供の頃から分かるわww」
「国家崩壊、貴族と奴隷のみ。スラム街が出来るね」
「国が弱くなるってこういう事だろう」
「老人の貧困の割にはオレオレ詐欺が減らんなw」
高齢者の9割が貧困化 「下流老人」に陥る5つのパターン〈週刊朝日〉
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労働、家族、住居を失い、金銭を失い、遂には野宿‥究極の貧困状態に
落ちる時は一段づつ…最下段迄落ちると簡単には上に上がれない。
「老後の貧困は、他人事ではないのです」
— 非自公民の脱原発に一票(しろ) (@xciroxjp) 2015, 6月 25
派遣法改正で一生派遣の人がたくさん出るだろうね。その人々がリタイアする頃、日本にはどういう風景が広がっているのだろうね。
高齢者の9割が貧困化 「下流老人」に陥る5つのパターン〈週刊朝日〉(dot.) - Yahoo!ニュース http://t.co/QPFhFGGxLF
— KaSuehiro (@KaSuehiro) 2015, 6月 24
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