<アベノミクス4年>消費拡大、依然遠く
2016年12月28日 08時40分
個人消費や雇用に関する11月の経済統計が27日、発表された。有効求人倍率はバブル期以来の高水準となった一方、消費者物価指数や消費支出は低迷。第2次安倍政権発足から4年がたち、雇用指標は改善したが消費は依然力強さを欠き、デフレからの完全脱却は見通せない。
◇節約志向、雇用は拡大
総務省が発表した11月の家計調査によると、1世帯当たり(2人以上)の消費支出は27万848円で、物価変動を除いた実質で前年同月比1.5%減。前年割れは9カ月連続でマイナス幅は10月(0.4%減)より拡大した。休日が昨年より1日少ない影響もあるが、野菜の値上がりで食料品の購入が3.4%減、衣料品は低価格品の購入が目立ち5.2%減と、消費者の節約志向が続いていることが浮き彫りとなった。
また、全国消費者物価指数(生鮮食品除く)も前年同月比0.4%下落の99.8と、9カ月連続のマイナス。原油価格の反転で電気料金などは下落幅が縮小したが、消費の弱さを背景にテレビなどが値下がりした。先行指標となる東京都区分の2016年平均(速報値)は前年比0.3%下落し、12年以来4年ぶりのマイナスに転じた。
一方、厚生労働省が発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の1.41倍で、3カ月連続で改善。1991年7月(1.44倍)以来25年4カ月ぶりの高水準となった。総務省が発表した完全失業率は0.1ポイント上昇の3.1%とやや悪化したが、依然「完全雇用に近い水準」(内閣府幹部)となっている。
12年12月の安倍政権発足後、日銀の大規模金融緩和による円安効果を柱とした「アベノミクス」で、当初、景気は持ち直し傾向が続いたが、14年4月の消費税率8%への引き上げを機に消費が低迷。社会保障など将来不安もあり、雇用指標が改善しても消費拡大につながらない状況が続く。
安倍晋三首相は26日、4年間の経済運営を「(物価が下がり続ける)デフレではない状況を作り出すことはできたが、まだ道半ば」と振り返ったが、大規模金融緩和や財政出動は限界が指摘されており、「アベノミクス」は行き詰まりを見せつつある。【小倉祥徳】
◇金融政策手詰まり
「厳しい一年だったが、風向きは逆風から追い風に変わりつつある」。日銀の黒田東彦総裁は26日、東京都内での講演で、トレードマークの強気の姿勢を崩さなかった。
2013年3月に就任した黒田総裁は、物価上昇率を「2年で2%にする」目標を掲げ、金融機関から国債を大量に買い取ってお金を市場に流し込む「異次元緩和」を断行。急速な円安・株高を演出し、アベノミクスの立役者となった。
だが、14年春に1%台半ばまで高まった物価上昇率は、原油安などを背景に失速。異次元緩和が長期化した結果、日銀の国債保有額が全国債の4割近くまで膨れあがるなど、限界が近づいた。状況打開を狙って今年1月に導入を決定したのが、民間銀行が日銀に預けるお金に手数料を課す「マイナス金利」だった。だが、貸し出し増加効果は期待したほどには上がらず、むしろ金融機関の反発や市場の混乱を招くなど、政策の手詰まり感が鮮明になった。
このため、日銀は9月に、長期金利(10年物国債利回り)を0%程度に抑える「長短金利操作政策」を新たに導入。限界が近づいていた「お金の量」重視の政策から、「金利」を操作する政策に軸足を移した。11月には「17年度中」としていた2%の物価目標達成時期を「18年度ごろ」に延期。18年4月までの黒田総裁の任期中の達成を事実上断念した。
市場には「短期決戦に失敗した日銀は、よほどのことが無い限り追加緩和に動かない」(みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミスト)との見方が強い。かつてアベノミクスの主役を担った日銀への期待は、急速に後退している。【安藤大介】
参照元 : 毎日新聞
2016年12月28日 08時40分
個人消費や雇用に関する11月の経済統計が27日、発表された。有効求人倍率はバブル期以来の高水準となった一方、消費者物価指数や消費支出は低迷。第2次安倍政権発足から4年がたち、雇用指標は改善したが消費は依然力強さを欠き、デフレからの完全脱却は見通せない。
◇節約志向、雇用は拡大
総務省が発表した11月の家計調査によると、1世帯当たり(2人以上)の消費支出は27万848円で、物価変動を除いた実質で前年同月比1.5%減。前年割れは9カ月連続でマイナス幅は10月(0.4%減)より拡大した。休日が昨年より1日少ない影響もあるが、野菜の値上がりで食料品の購入が3.4%減、衣料品は低価格品の購入が目立ち5.2%減と、消費者の節約志向が続いていることが浮き彫りとなった。
また、全国消費者物価指数(生鮮食品除く)も前年同月比0.4%下落の99.8と、9カ月連続のマイナス。原油価格の反転で電気料金などは下落幅が縮小したが、消費の弱さを背景にテレビなどが値下がりした。先行指標となる東京都区分の2016年平均(速報値)は前年比0.3%下落し、12年以来4年ぶりのマイナスに転じた。
一方、厚生労働省が発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の1.41倍で、3カ月連続で改善。1991年7月(1.44倍)以来25年4カ月ぶりの高水準となった。総務省が発表した完全失業率は0.1ポイント上昇の3.1%とやや悪化したが、依然「完全雇用に近い水準」(内閣府幹部)となっている。
12年12月の安倍政権発足後、日銀の大規模金融緩和による円安効果を柱とした「アベノミクス」で、当初、景気は持ち直し傾向が続いたが、14年4月の消費税率8%への引き上げを機に消費が低迷。社会保障など将来不安もあり、雇用指標が改善しても消費拡大につながらない状況が続く。
安倍晋三首相は26日、4年間の経済運営を「(物価が下がり続ける)デフレではない状況を作り出すことはできたが、まだ道半ば」と振り返ったが、大規模金融緩和や財政出動は限界が指摘されており、「アベノミクス」は行き詰まりを見せつつある。【小倉祥徳】
◇金融政策手詰まり
「厳しい一年だったが、風向きは逆風から追い風に変わりつつある」。日銀の黒田東彦総裁は26日、東京都内での講演で、トレードマークの強気の姿勢を崩さなかった。
2013年3月に就任した黒田総裁は、物価上昇率を「2年で2%にする」目標を掲げ、金融機関から国債を大量に買い取ってお金を市場に流し込む「異次元緩和」を断行。急速な円安・株高を演出し、アベノミクスの立役者となった。
だが、14年春に1%台半ばまで高まった物価上昇率は、原油安などを背景に失速。異次元緩和が長期化した結果、日銀の国債保有額が全国債の4割近くまで膨れあがるなど、限界が近づいた。状況打開を狙って今年1月に導入を決定したのが、民間銀行が日銀に預けるお金に手数料を課す「マイナス金利」だった。だが、貸し出し増加効果は期待したほどには上がらず、むしろ金融機関の反発や市場の混乱を招くなど、政策の手詰まり感が鮮明になった。
このため、日銀は9月に、長期金利(10年物国債利回り)を0%程度に抑える「長短金利操作政策」を新たに導入。限界が近づいていた「お金の量」重視の政策から、「金利」を操作する政策に軸足を移した。11月には「17年度中」としていた2%の物価目標達成時期を「18年度ごろ」に延期。18年4月までの黒田総裁の任期中の達成を事実上断念した。
市場には「短期決戦に失敗した日銀は、よほどのことが無い限り追加緩和に動かない」(みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミスト)との見方が強い。かつてアベノミクスの主役を担った日銀への期待は、急速に後退している。【安藤大介】
参照元 : 毎日新聞
<ネットユーザーの反応>
「ガソリン高いから何も買う気せんわ」
「4年経っても、はいご一緒にミンスガーミンスガー ホントバカ 氏ねよ国賊自民支持者」
「働いたら負け社会絶賛継続中」
「いい加減経済政策の過失と大失敗を認めろや」
「奴隷の反乱が見たいなぁ」
「つか失敗でしょ」
「増税してんだから当たり前 小学生でも分かるだろ」
「消費がこんな状態なのに経団連の馬鹿は国民に痛みを与えろと言っております」
「金融緩和と財政出動のセットがアベノミクスだろ。消費税上げてとっくに破綻してるわ。デフレ解消するする言って、不満がつのってきたらちょっと保守風の発言するだけで50代以上は簡単に騙されるから楽だわな」
「あからさまに内輪の上流と外人優遇だもんな これから何されるか気味悪くて消費する気にならない」
「個人消費は本当に回復しねぇな。やはり消費増税は重荷にしかならねぇわ」
「消費税増税して消費拡大するわけねぇだろ アホか?消費するたびに取られる罰金が増えてるのにどう言う頭してたら増えると思えるんだか」
「統計が悪いとか言い出す経済音痴のアホウヨ」
「消費税増税しておいて、消費が伸びるなんて無いからw」
「消費税上げるし無駄な支出は多いし消費する環境にないよ」
「経団連と霞ヶ関のいいなりになって、ボロクソに下級国民を貧困化させてきたんだから、これで消費が上がったら、そっちの方がビビるわw」
「野菜が高いからって買わないわけにはいかないから値上がりした分だけ支出増えてる気がするんだけど、みんなモヤシにシフトしたのかw」
「すでにアベノミクス失敗だと、安倍が発言してるからな」
「4年もやってまだ道半ばとかぬかす無能下痢」
「物理的に国民から流動資産盗って、消費の源泉が減ってるのに消費が増えるわけがない」
「安倍クタバレ!」
「ゲリノ粉飾ミクスはすべて数字のまやかしだからな 下痢チョ民盗の支持率もかなり怪しいがw」
「企業がブクブク太り、従業員の賃金上げることに回さないからな 当然の結果だ。法人税増税しろよ」
「日本滅亡待ったなしwww」
「ガソリン高いから何も買う気せんわ」
「4年経っても、はいご一緒にミンスガーミンスガー ホントバカ 氏ねよ国賊自民支持者」
「働いたら負け社会絶賛継続中」
「いい加減経済政策の過失と大失敗を認めろや」
「奴隷の反乱が見たいなぁ」
「つか失敗でしょ」
「増税してんだから当たり前 小学生でも分かるだろ」
「消費がこんな状態なのに経団連の馬鹿は国民に痛みを与えろと言っております」
「金融緩和と財政出動のセットがアベノミクスだろ。消費税上げてとっくに破綻してるわ。デフレ解消するする言って、不満がつのってきたらちょっと保守風の発言するだけで50代以上は簡単に騙されるから楽だわな」
「あからさまに内輪の上流と外人優遇だもんな これから何されるか気味悪くて消費する気にならない」
「個人消費は本当に回復しねぇな。やはり消費増税は重荷にしかならねぇわ」
「消費税増税して消費拡大するわけねぇだろ アホか?消費するたびに取られる罰金が増えてるのにどう言う頭してたら増えると思えるんだか」
「統計が悪いとか言い出す経済音痴のアホウヨ」
「消費税増税しておいて、消費が伸びるなんて無いからw」
「消費税上げるし無駄な支出は多いし消費する環境にないよ」
「経団連と霞ヶ関のいいなりになって、ボロクソに下級国民を貧困化させてきたんだから、これで消費が上がったら、そっちの方がビビるわw」
「野菜が高いからって買わないわけにはいかないから値上がりした分だけ支出増えてる気がするんだけど、みんなモヤシにシフトしたのかw」
「すでにアベノミクス失敗だと、安倍が発言してるからな」
「4年もやってまだ道半ばとかぬかす無能下痢」
「物理的に国民から流動資産盗って、消費の源泉が減ってるのに消費が増えるわけがない」
「安倍クタバレ!」
「ゲリノ粉飾ミクスはすべて数字のまやかしだからな 下痢チョ民盗の支持率もかなり怪しいがw」
「企業がブクブク太り、従業員の賃金上げることに回さないからな 当然の結果だ。法人税増税しろよ」
「日本滅亡待ったなしwww」
<アベノミクス4年>消費拡大、依然遠く(毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/NFHz9Q085d— あだち康史 (@adachiyasushi) 2016年12月28日
↑
規制改革に本気で取り組まなければ、経済の見通しは立たないだろう。これが自民党の限界だな。
あとはここにも書いているけど(記事抜粋)消費税の増税の影響。14年4月の消費税率8%への引き上げを機に消費が低迷・・・— 田中直樹 (@cflsnowballer) 2016年12月28日
<アベノミクス4年>消費拡大、依然遠く(毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/GlLe5qI2B5 #Yahooニュース
生活保護、金持ち、投資関係者は安部を支持する。— ロシアに3000億プレゼント☆ボロ負けw (@uni_ikura_donn) 2016年12月28日
半数以上の一般層は支持していない。 - <アベノミクス4年>消費拡大、依然遠く(毎日新聞) https://t.co/NM6yUUBPQA #YJnewsComment
消費拡大を狙ってるのに消費に税をかけてるって矛盾に最近気づいた。 / アベノミクス4年:消費拡大、依然遠く (毎日新聞)https://t.co/KpfX2R9SMp #NewsPicks— SKRBMMR (@VQxIhrKfJ1SRIZo) 2016年12月28日
いやいや、夫婦共働きでも働かないと食っていけないってことだろ。— チチョリーナ (@anise1995) 2016年12月28日
<アベノミクス4年>消費拡大、依然遠く(毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/PEuUO0UyMW #Yahooニュース
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