2015年1月18日日曜日

出井康博(ジャーナリスト)「安倍政権の留学生30万人計画で日本の治安が悪くなる」

「留学生30万人」計画で日本の治安が悪くなる! 出井康博(ジャーナリスト)――急増するベトナム人留学生の実態を追う〈週刊新潮〉

2015年1月13日(火)11時21分配信



「産めよ増やせよ」の時代が過ぎ去り、人口減に悩む日本は「外国人」で穴埋めをしようとしている。だが、移民予備軍たる留学生は犯罪へと走り、治安を悪化させつつある。ジャーナリストの出井康博氏が、近年、急激に増えているベトナム人留学生の実態を追った。

「2020年を目標に、外国人留学生の受け入れ数を2倍以上の30万人へと拡大してまいります」

2014年1月24日、安倍晋三総理は施政方針演説で高らかにこう謳い上げ、「バラ色」の未来を提示した。

それから約10カ月後、「30万分の1」のベトナム人女性留学生・オックさん(20)は、泣き出しそうになりながら拙(つたな)い日本語で声を絞り出した。

「もう(所持金が)2000円しかない……」

目下、政府は〈世界をまたいだし烈な人材獲得競争が展開〉(文科省検討会報告書より)されているなか、〈諸外国の成長を我が国に取り込み、我が国の発展につなげる〉(同)べく、海外からの留学生受け入れに躍起になっている。いわゆる「成長戦略」の施策の一つだ。外国人留学生が大量に来日することによって、日本経済が活性化すると考えているようだ。

しかし、現実は真逆とも言える惨状を呈している。「移民予備軍」の留学生、その象徴的存在であるベトナム人の実態を見ると、「留学生30万人計画」が成長につながるどころか「張りぼて」であることが浮かび上がってくるのだ。

昨今、ベトナム人が「ユニクロ」の商品を盗む事件が相次いでいる。14年9月には、東海地方のユニクロ店舗で1OO回以上も万引きを繰り返していたベトナム人グループが逮捕された。同年3月には、ベトナム人が盗んだユニクロ商品を、ベトナム航空の客室乗務員が運び屋となって本国へ持ち帰っていた事件も発覚した。ユニクロはベトナムに進出しておらず、現地では「レア商品」として人気が高いのだという。12月には、岐阜県内の研究施設で除草用に飼われていたヤギをベトナム人が盗み、食べてしまう事件も発覚した。

14年上半期、留学や実習などで来日した外国人の犯罪は前年同期比で10%以上増え、検挙者数は5000人を超えた。9年振りに増加した13年に続く伸びである。その大きな要因がベトナム人による犯罪の増加だ。

同期、ベトナム人の検挙者は691人を数え、前年を2割以上も上回るペースで増えている。外国人の起こす窃盗事件の2割以上、万引きでは半分近くがベトナム人の犯行だ。とりわけ目立つのがベトナム人「留学生」による犯罪で、検挙者は前年同期の152人から355人へと一気に増えた。留学生の数で4倍近い中国人が516人であるのに対し、比率の高さが際立つ。本来、真面目で勤勉とされるベトナム人、しかも勉強目的でやってきた留学生が、一体なぜ犯罪へと走るのだろうか。

東京都と埼玉県の境に位置する住宅街――。駅から20分ほど歩くと、空き地や廃屋が目立ってくる。そんな寂しい一角に、30人近いベトナム人が暮らす3階建ての留学生寮がある。近隣の日本語学校が民間アパートを借り上げたもので、築30年は経っているであろう年代物だ。ベトナム北部・ハイフォン出身のオックさんは、2階の一室で2人のルームメイトと一緒に生活している。

広さ6畳ほどの部屋には粗末な備え付けの二段ベッドが2つ、壁に沿ってL字型に置かれている。バス・トイレ、台所は共同で、机を置くスペースもなく、仕方なく1つだけ空いているベッドスペースに、ティッシュやペットボトルといった日用品が並べられていた。日本人であれば、貧乏学生でも借りそうにない「たこつぼ」の如き部屋だが、オックさんらは1人月3万円、3人で計9万円の家賃を払っている。

家財道具と呼べるものは、部屋の片隅に置かれた古い小さな炊飯器だけだ。夕刻に訪ねると、コメの炊きあがった匂いが狭い部屋中に充満していた。

オックさんは14年7月、日本語学校の留学生として来日した。実家は農家で、月収は日本円で2万円程度。にもかかわらず、彼女を日本に留学させるため、父親は田畑を担保に140万円もの借金をした。内訳は日本語学校に支払う初年度の学費が約70万円、半年分の寮費に18万円、留学の斡旋業者に30万円などである。

斡旋業者からは「日本に留学すれば、アルバイトで月20万円は簡単に稼げる」と聞かされていた。「月20万円」の収入があれば、140万円の借金はすぐに返せる。しばらくすれば、仕送りも望めるだろう。そう考えて、父親は娘を日本へと送り出した。だが、憧れの「トーキョー」での生活は想像とは全く違った。

アルバイトは日本語学校が紹介してくれるはずだった。しかし、学校が斡旋する仕事は深夜の工場勤務ばかりだ。一晩働いても稼げるのは7000円程度で、「月20万円」を実現するには休みなく働き続けるしかない。しかも紹介料として日本語学校が2万円を徴収するという。理不尽な支払いを拒んでいるうちにも日々の生活費は嵩(かさ)み、所持金は底をつく寸前となった。

学校の授業は形ばかりでしかない。学生たちは夜勤のアルバイトで疲れ果て、ほとんどが居眠りしている。それを学校側も黙認する。

「トーキョーで仕事ができるから日本に来ました。他のベトナム人(留学生)も同じ。中国人もそうです」

日本語学校の留学生の全てが出稼ぎ目的だとは言わない。しかし取材すればするほど、留学を隠れ蓑に来日した「偽装留学生」の多さを実感する。

「騙されたんです! 月20万円は稼げると言っていたのに」

オックさんが突然、ベトナム語で声を荒らげた。そして、ポツリとこう続けた。

「早くベトナムに帰りたい……」

しかし、彼女が帰国すれば家族は破産に追い込まれる。日本に残るためには、来年分の学費を用意しなければならない。彼女には日本で稼ぐしか道はない――。

ベトナムでは今、日本への留学ブームが起きている。日本で学ぶベトナム人留学生数は、12年の約9000人が13年には約1万5000人、14年には約2万8000人と毎年ほぼ倍増中だ。その背景にあるのが30万人計画だ。

同計画は03年に達成された「外国人留学生10万人計画」をバージョンアップさせて、08年に自民党・福田(康夫)政権のもとで作られ、今の安倍政権へと引き継がれた。だが、留学生の数は10年の約18万5000人をピークに翌11年から減少に転じ始めた。かつては留学生全体の7割に上った中国人が、自国の経済発展や日本との関係悪化によって減った影響だ。

中国人留学生の減少によって、大きな打撃を受けたのが日本語学校である。10年度には約4万4000人に上った日本語学校の留学生数は、12年度には約2万9000人まで落ち込んだ。

そこで日本語学校は、ベトナムでの留学生リクルートに力を入れ始めた。すると翌年度には3万8000人に回復。増加分の約7割をベトナム人留学生が占めた。14年度の数字は発表されていないが、5万人を突破した可能性もある。30万人計画実現のため、途上国出身者であろうと留学ビザ取得は簡単だ。しかも日本と同様、中国との「領土問題」を抱えるベトナム人には、日本側の「対中国策」もあってかとりわけ甘い。

ベトナム人が日本に向かい始めたおかげで、留学生全体の数も13年から再び増え始めた。30万人計画の行方は、今や「日本語学校のベトナム人」頼みという状況だ。それにしても、なぜ「ベトナム」なのか。

ベトナムの賃金水準は東南アジア諸国でも低い方で、海外での出稼ぎを希望する者も多い。就労先として人気が高いのは台湾、韓国、日本だが、「日本に留学すれば、アルバイトで月20万円」と聞けば、希望者が殺到するのも当然だ。

しかし、現実は異なる。いくら日本が「アベノミクス」のプラス面の効果で人手不足だとはいえ、日本語もできない外国人がいきなり「月20万円」を稼ぐのは難しい。来日した彼らを待ち受けるのは、日本人が嫌がる低賃金・重労働の3K仕事である。

■ベトナム人窃盗団
栃木県宇都宮市――。駅から10分ほど歩いた街道沿いに、大手人材派遣業者の事務所がある。12月初旬の夜11時半、気温がO度近くまで下がり、道を歩く人は少ない。そんななか、分厚いジャケットに毛糸の帽子をかぶった外国人の若者たちが自転車で集まってくる。その数は、あっと言う間に20人以上に膨れ上がった。

しばらくすると、彼らは業者が用意したバスに乗り込んでいく。30分ほど離れた工業団地にある化粧品関連の工場で、派遣労働に就くためだ。

仕事はベルトで流れてくる化粧品のラベル貼りや箱詰めといった単純作業だ。午前1時から9時まで途中1時間の休憩を挟み、立ちっぱなしでの仕事が続く。

「身体だけじゃなく、精神的にもきついんです。どんどん品物が流れてきて、頭がおかしくなりそうで」

ベトナムから来日して2年目、20代の女性のフーンさんは、日本語学校に午後通いながら週4日、この工場で働いている。

「(仕事をしているのは)半分くらいがベトナム人で、他にはネパール人やバングラデシュ人……。皆、日本語学校の留学生です。日本人はほとんどいません」

「資生堂」など日本製の化粧品は、ベトナムではユニクロと並ぶ人気がある。ユニクロと同様、日本での盗品がベトナムヘと運ばれるケースも多い。そんな化粧品の製造も、ベトナム人留学生が担っている。ベトナム人が日本で「盗品用」の製品を作り、それをベトナム人がベトナムに運ぶ……。

フーンさんが働く化粧品工場は、深夜手当がついて時給950円だ。休憩の1時間分は引かれるため、1晩7時間の仕事で6650円。1カ月働いても10万円を少し上回る程度しか手にできない。

留学生のアルバイトは、法律で「週28時間」以内までと定められている。しかし月10万円少々では、生活はできても翌年の学費が貯まらない。彼女は携帯電話の部品工場でのアルバイトも掛け持ちし、さらに4万円程度を得ている。

「法律に違反していることはわかっています。でも……」

フーンさんもベトナムに120万円の借金があるが、返済の目処は立っていない。15年春、彼女は専門学校へと進む。日本語学校に勧められ、試験もなしに入学が許された。学生不足に悩む専門学校が、「偽装留学生」の受け入れで生き残りを図っているのだ。

専門学校へ進んだ後も、彼女は今のペースで仕事をする。日本語学校時代と合わせて計5年間、借金と学費の支払いに追われるだけの生活が続いていく。

そんな生活から逃れようとする留学生がいても当然だろう。ある者は学費の支払いを免れるため日本語学校から失踪し、地下に潜って不法就労者となる。そしてある者は、犯罪の道へと落ちていく。

日本在住8年、同胞の犯罪事情に詳しい大学院生のタン君(29)によれば、ベトナム人窃盗団による大掛かりな事件も起きているという。

「閉店後のスーパーにトラックで乗りつけ、倉庫にある商品を丸ごと盗んでいくようなことまである。そんな犯罪は留学生だけではできません」

一体、誰が窃盗団を形成しているのか。タン君の見方はこうだ。

「日本には(1970年代後半から)難民としてやってきたベトナム人のコミュニティがあります。そのなかに悪い人(首謀者)がいて、(職場や学校から失踪した)元実習生や元留学生が加わっているんです」

窃盗団は新たに来日した留学生に声をかけ、「実動部隊」として利用する。借金を抱え、3K仕事に明け暮れている留学生には誘惑に負けてしまう者も少なくない。

■負の連鎖
留学生を甘い言葉でそそのかし、日本へ留学させている斡旋業者。そんな業者と結託し、日本語学校や専門学校が留学生を食い物にする。そして3Kの職場が留学生を奴隷のようにこき使う。挙げ句の果て、同胞の窃盗団が彼らを犯罪者へと仕立て上げる。その「エンジン」となっているのが、政府が必死に進めている30万人計画だ。止まらない、皮肉な負の連鎖――。

外国人留学生事情に詳しい坂内(ばんない)正・ミンダナオ国際大学客員教授が言う。

「大学などと比べ日本語学校は比較的簡単に設立でき、規制も緩い。だから30万人計画のもとで、金儲けの学校がどんどんつくられる。斡旋業者と組み、留学生1人につき、学費や寮費、アルバイト紹介などで年100万円程度の収入を得ている学校も、なかにはある」

政府がやるべきなのは、その理念が上滑りし、単に数字を追い求めることだけが目的と化している30万人計画の旗を降ろし、留学ビザの審査を厳しくすることではないか。そうすれば悪質な斡旋業者は潰れ、ベトナム人留学生で食いつないでいる日本語学校も淘汰されていく。

ベトナムでは最近、日本での留学生の困窮生活がテレビのニュースで報じられ、論議を呼んだ。自国の若者が日本で食い物にされているという認識が広まれば、アジアきっての「親日国」の態度も一変しかねない。

一方、日本にとって留学生は移民予備軍だ。斡旋業者や日本語学校の現状を放置していれば、日本人の気づかないうちに治安も悪化していく。被害もユニクロやヤギだけではすまなくなるだろう。ベトナムと日本双方にとって不幸な状況である。

〈諸外国の成長を我が国に取り込み、我が国の発展につなげる〉。文科省の目論見とは裏腹に、日本は留学生受け入れによって「富」ではなく「悪」を呼び込んでいるのではないか。先の総選挙で自民党が大勝し、ますますアベノミクスの推進、すなわち「経済」の成長が追い求められていくなかで、30万人計画は「犯罪者」を成長させようとしている――。

出井康博(いでい・やすひろ)
1965年生まれ。英字紙記者を経て独立。政治や外国人労働者問題などの取材を続けている。
『松下政経塾とは何か』『長寿大国の虚構――外国人介護士の現場を追う』等の著書がある。

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参照元 : BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり


安倍自民党の移民政策と留学生30万人計画で日本が終了。これで治安の悪化は間違いない!民主党の売国など比にならない程の超売国政策を推進する安倍政権。

どの国でも移民=危険分子という認識である。今まで戦争を経験してきた国は、真っ先に移民を隔離してる。外国人労働者で人口減少を賄うなんて愚策以外の何ものでもない。

ある国で移民の占める割合が10-12%に達すると、社会は『危機の点』に到達するという概算がある。これは学術的にも概算がでているが、このパーセントがさらに2%あがると、『危機の点』はもう後戻りの効かない点になり、社会の動揺が始まる。



<ネットユーザーの反応>
「外国人留学生に400億円もプレゼントするイカれた国日本」

「もうダメだこの国」

「外人要らんわあ。犯罪者しかおらんだろ」

「大学のマレーシア人グループはいい奴らだったが、中国人グループはちょっとアクが強い。集団カンニングやってバレて問題になってたわ」

「移民党やりたい放題だな」

「日本への移民はカワイイ女の子だけに限定しろ!これですべてがウマく行く!」

「留学生、時間がたてば密入国」

「留学生という名の移民」

「30万人というと、盛岡、秋田市、宇都宮くらいの全人口だなw」

「移民政策を身体張って阻止する政治家はおらんのか?ゼニつかませれておしまいか?こういうの政治家ってよりも官僚の発想だろ?」

「そんな余裕あるならわが国の学生の奨学金チャラにしてやれ」

「なんで自国の学生にお金を使わないんだ?絶対おかしいだろw」

「完全に従軍慰安婦の頃と変わらないことやってる。バカ保守を持ち上げて歴史を正当化させるとこういうことがまた蔓延するんだよ」

「欧米の留学生と違って自費留学じゃなくてどっかから金だして釣れて来てる臭い日本に来る留学生」

「まじで治安悪くなるから止めろ」

「外国人留学生に金ばらまいて日本人の苦学生への補助はなし。日本人の若者がかわいそうだ」

「警察官増やすしかねぇやろ」

「損が賠償は 壺三ジタミが 行います(^O^)」

「30万とかベトナムとかwww すでに中国人留学生が100万人いて治安が悪くなっているよw」

「どうせ留学生なんて言っても、人手不足だから安く働かせようとしてるんだろ。もう何かあったらこういうの呼ぶような団体が全責任持ってほしいわ」

「30万人受け入れたら10万人は月15万円の援助を受けるわけだぞ。10万人の日本人の学生にその予算を割り振るべきだろ」

「日本人の学生には金を貸して利子で商売。犯罪予備軍と言うより、犯罪者がすでに何人も居る。腐れ留学生には必要以上の金を配る。やる事は民主も自民も変わらないのか?」

「これは結局留学生と言う名の斡旋業者の奴隷でしたって話でしょ」

「害務省は中国で宴会三昧、犯罪被害は国民。それがエリート害務省www」

「文科省の理研」

「これやってんの安倍だからな。やめようとしたのは民主党の方」

「金が無くなったら安易に窃盗に走る留学生なんて、どのバカな国が大量に受け入れようと思うんだよ・・・?」

「日本人は移民受け入れの自民を選択したのだから仕方がない」

「どんな商売でも、バカを騙して益をとるのが一番手っ取り早いよね。そのうち日本ごと潰れるけど」

「第一次で安倍は留学生が日本の大学卒業した場合、本人が希望すれば国籍くれてやろうとしてたがな」






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