2015年7月19日日曜日

【安保法案】憲法違反の安保法制に反対の学生たちが国会前で抗議 国会議員は茶番劇を演じてる

熱量あがる国会前抗議「今日集まった5万人は、強行採決されても諦めないっていう5万人だ!」

2015/07/17

「私は声をあげることをやめない!」——。

「憲法違反の安保法制」の衆院での強行採決を受け、3日連続で行われた国会前抗議は、2015年7月17日に最終日をむかえた。集まったのべ5万人(主催者発表)の国民は、「勝手に決めるな!」のコールを響かせた。



日を追うごとにコールの勢いが増す国会前抗議

抗議は学生ら有志の「SEALDs」(自由と民主主義のための学生緊急行動)と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が共同で主催。野党議員のほか、全国からも多くの若者が集結し、スピーチした。

北海道・札幌市で、「戦争したくなくてふるえる」デモを立ち上げた、19歳のフリーター・高塚愛鳥(まお)さんは緊張した面持ちでマイクを握り、「無関心はダメだから声をあげたんです」と語った。

「声をあげたら『バカだからしゃべんな』とか、『ギャルだから何も考えてない』とか、いろんな誹謗中傷がきたけど、私はここに立ってます。いっぱい傷ついたけど、ここに立って声をあげています。

安倍、聞こえるかー。お前のせいでうちは一杯傷ついた。だけどここに立って声をあげてる。怖いからだよ。怖くてふるえるから。戦争したくなくてふるえるから、ここに立って声をあげてます」



記事目次
「民主主義というのは選挙で勝ったから何でもして良いというものではない」
安保法制成立後の戦争、真っ先に標的にされるのは沖縄県民
元陸自レンジャー隊員「安倍総理は戦争のリアルを語らない」
「ふるえる」デモ主催の19歳女子「無関心はダメだから声をあげた」
警察の規制強化も、抗議の声はより大きく
「民主主義というのは選挙で勝ったから何でもして良いというものではない」

国会前抗議に精力的に参加している民主党・枝野幸男幹事長は、この日も若者らの前に立ち、「民主主義の主役は国会議員ではない、ここにこうして集まった一人一人だ」と訴えた。



国会前抗議の「常連」となった枝野氏

「闘いはまだ半分です。参議院があります。民主主義というのは選挙で勝ったから何でもして良いというものではない。選挙で選ばれた権力でも、やってはいけないことがある。それを決めているのが憲法なんじゃないですか。

その憲法を、国民のみなさんの一票で、国民投票で変えるという決まりがあるのに、なぜ勝手に変えてしまうのか」

安保法制成立後の戦争、真っ先に標的にされるのは沖縄県民



この日も国会前は明るい熱気に包まれた

沖縄県選出の社民党・照屋寛徳(てるやかんとく)衆院議員は、若手自民党議員の勉強会で沖縄侮蔑発言をした作家の百田尚樹氏を痛烈に批判した。

「我がウチナーに、琉球王国以来の箴言(しんげん)に『ひゃーくにーてぃいーち』という言葉があります。『てぃいーち』というのはひとつ。『ひゃくにー』というのは百。『百に一つ』と言う意味。

これは『百の言葉を吐いてもひとつの真実もない』。『嘘つき』、『信用出来ない人』を沖縄の先人たちは『ひゃーくにーてぃいーち』と言ってまいりました。百田尚樹も『ひゃーくにーてぃいーち』。彼の沖縄に対する知識・理解、憲法に対する知識・理解も『永遠の0』」

【関連記事】
・2015/06/30 「沖縄の歴史も知らず、簡単に沖縄のメディアを潰せると思うな」――反撃の狼煙上がる! 百田尚樹氏に「絶対潰さなあかん」と名指しされた沖縄2紙の記者が語った“覚悟”!

笑いと歓声に包まれるなか、照屋議員は「もう一人の『ひゃーくにーてぃいーち』は安倍晋三です」と続けた。

「安倍晋三は息を吐くが如く嘘を吐いて『ひゃーくにーてぃいーち』。最高裁『砂川判決』も、『1972年(昭和47年)政府見解』も、なんら集団的自衛権を認めていないにもかかわらず、憲法解釈の変更で、集団的自衛権を行使容認した。今また憲法違反の戦争法案で、自衛隊が米軍と一緒になって、世界中のどこまでも出かけて、戦争をやろうとしている。

人を殺し、殺される。そして、この戦争法案が成立をすると、間違いなく、在日米軍の74%が集中するわたしたちウチナーが真っ先に標的にされるでありましょう」

【関連記事】
・2014/01/13 この選挙は辺野古を守る「最後の砦」 ~岩上安身による社民党・照屋寛徳衆院議員インタビュー

元陸自レンジャー隊員「安倍総理は戦争のリアルを語らない」

元陸上自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄氏は、「安倍さんは戦争のリアルについて、リアリティについて語っていない」と批判した。



若者らに語りかける井筒氏

「これからこの法案が通ったら、自衛隊は米国とともに、米国の価値観、あるいは安倍さんの正義、価値観のために、武力を使って攻めに行って、ぐうの音も出ないくらいの力、武力、武器の力で相手をねじ伏せて、安倍さんの正義、米国の価値観を押し付けるっていう、そういう法案なんですよ。

そんなことを全然説明しないままに、オブラートに包んだような言葉で、平和だとか、安全だとか、積極的平和主義という安倍造語で、日本を勝手に戦争できる国にするというのは、絶対に阻止しなければだめですよ。

皆さん、もしこの法案を通して、自衛隊が海外で運用されることになれば、日本はもとより、日本があるいは日系人が国内海外を問わず、攻撃対象、テロの、反正規軍の拉致の対象となる。それほど私たちの生命も幸せも自由も脅かされる、裏返しの法律が今、数の力で推し進められる。

安倍さんは真実を語らない、シールズを含めた若い人たちは、顔も出し、実名も出し、身体を張ってるんですよ。自分たちが身銭をはってやってるんだよ。何のためだよ。日本の平和のためだよ。警察官だって、これからテロの対象で狙われちゃうんだよ。

安倍さんは機動隊レンジャーとか、機動隊員とか自衛隊員の家族とか、その親御さんのことなんか考えているのかって言いたい」

【関連記事】
・2015/07/02 IWJ「題名のまだない新番組」第01号(仮)〜ゲストトーク 元陸上自衛隊 レンジャー隊員・井筒高雄氏(動画)

「ふるえる」デモ主催の19歳女子「無関心はダメだから声をあげた」

北海道からこの抗議のために駆けつけた、「戦争したくなくてふるえる」デモの主催者、19歳の高塚愛鳥(まお)さんは、「ここまで人が多いところでスピーチするのは初めてで緊張している」と語り、訴えた。



「戦争したくなくてふるえる!」のコールを叫ぶ高塚さん

「見た目が化粧濃くてギャルって良く言われるんですけど、その通りで、『戦争したくなくてふるえる』も、西野カナの『会いたくてふるえる』にかけて作りました。

・2015/06/26 「私は馬鹿そうですか? ギャルは政治を考えてはいけないんですか? 今必要なのは知識じゃなく、声を上げることです」――19歳女子・フリーターの札幌デモ、700人参加!

札幌はここにいる若者の人たちより無関心の人の方が多くて、無関心ってすごく怖いことだと思うから、だからすごい怖いから、誰かが声をあげなきゃと思って私が声をあげました。無関心はダメだから声をあげたんです。

『声をあげたらバカだからしゃべんな』とか、『ギャルだから何も考えてない』とか、色んな誹謗中傷が来たけど私はここに立ってます。いっぱい傷ついたけど、ここに立って声をあげてます。

安倍、聞こえるかー。お前のせいでうちはいっぱい傷ついた。だけどここに立って声をあげてる。怖いからだよ。怖くてふるえるから。戦争したくなくてふるえるから、ここに立って声をあげてます。

昨日東京に来ました。今までは渋谷、原宿、ディズニーランドしか行かなかったんですけど、初めて国会前に来ました。狂ったこの世界が進んでいくのが怖いから、今私は動いています。

大学も途中で辞めて、学歴も高校卒業で終わってるし、知識もそんなにないけど、でも、ネットとかで誹謗中傷してくるやつらよりも、狂った大人たち、バッジをつけたお偉いさんたちよりも、私は頭がいいと思う。ここにいる若者、ここにいるみんな、絶対にバッジをつけてるお前よりも頭がいい。

国民の声をもっと聞け。強行採決できる状況じゃないのに、本当に進めた安倍が怖いよ。強行採決、なまらムカつく。絶対許せない」

警察の規制強化も、抗議の声はより大きく

警察の規制はこれまで以上に厳しさを増した。大量に動員された警察官は、群衆が外に溢れ出ないように国会前ステージをぐるりと取り囲んだ。警察は、国会正門前に乗り付けたタクシーのドアを数人がかりで叩き押さえ、参加しにやってきた乗客を降ろさないようにした。しかし結局は、それでも無理矢理に降りる人が続出し、警察の強引な規制は突破された。



乗客を降りさせまいと高圧的にドアを叩く警察官

「SEALDs」メンバーの紅子さんは、昨日に引き続き、「安倍総理、あなたを政権の座から引きずりおろすまで私は声をあげることをやめません」と、国会に向けて叫んだ。

友達3人で抗議に参加したという女子大生はIWJのインタビューに、「卒論だとかいろいろある。それでも今やらないわけにはいかないから」と、その理由を語った。

「今までは選挙権もなく、大人が作った世界のなかで、私たちの声も届かずに勝手なことが進められていた。だけど今は選挙権も得て、立派な有権者の一人としてここにいる。1人の力は弱いかもしれないけど、こんなに一緒の思いを持っている人がいる、これだけ仲間がいる、この政権に対して『NO』と言っている人がこれだけいるんだということを改めて実感できた」

「SEALDs」の国会前抗議は、今後も毎週金曜日の夕方から行われる。それ以外にも今後、全国各地で安保法制に反対するデモが行われる予定だ。抗議の声は止むことはない。



「日本ラッパー界の重鎮」ECD氏もシュプレレヒコールに参加



有志のドラム隊が若者たちのコールを支えた

(取材:芹沢あんず・原佑介・青木浩文・山本真知子、写真:谷口直哉・ぎぎまき、ハイライト作成:古田晃司、記事構成:佐々木隼也)

参照元 : IWJ Independent Web Journal




















SEALDsという学生や若者たちの抗議行動は本気だと信じたい。しかし、そのデモに参加する政治家は信用できない。寧ろ、このデモや学生を利用してるとしか思えません。

その証拠に、安倍政権が強行採決した国会での出来事は茶番そのものであった。反対する国会議員は同じプラカードを用意し、茶番劇を演じたのである。つまり、反対するフリをしただけで、実際は反対役を演じたにすぎない。

さゆふらっとまうんど氏が鋭い分析をしています。



<ネットユーザーの反応>
「ニュースでは若者若者って強調されてるけどホントに若者が多いの?ホントに多いのなら動機はなんなの?」

「在特会の醜いネトウヨヘイトデモと比べたら、共産党シールズ(SEALDs)の主張がいかに現代的で洗練されているかがよく分かる」

「まあ、若者がデモに参加したら就職先は無くなるわな」

「5万だから5千前後だろうけど3連休だし金渡してのバイト総動員だろうから1万前後くらいってとこか。裏で手を回してる奴等は顔見せなんてしないだろうし、まぁ色々情報は集まりそうだなぁ」

「何で即戦争させようとしてんだこの人達は」

「日本国内の国会前デモなのにNOT WARとかやたら英文が目立つのが面白い」

「来週は何人でしょうね?ニヤニヤ」

「この人達は単純に中国の軍事脅威からどうやって日本を防衛する気でいるのかね」

「たった5万人だと票にならないんだよ。ネトウヨと同じ」

「民意じゃなかったの?沖縄でも同じ事言ったら」

「アベ信者はパソコンの前の数人というのが笑える」

「集団的自衛権反対の奴らが集団で反対かよw」

「原発もこれも、いつも同じ奴が騒いでるって感じ」

「いい加減人数水増しやめないと誰にも信用してもらえないよ?」

「ネトウヨ最後のあがき。安倍によって梯子を外された。役割終わった、スポンサーは降りた。ごろつき産経の新聞配達をせよ」

【安倍内閣の強行採決】

特定秘密保護法、国民投票法、医療介護法、社会保障プログラム法、少年法改定、在日米軍再編特措法、イラク復興支援特別措置法、更生保護法案、電子記録債権法、政治資金規正法改定、社保庁改革関連法、パート労働者の均等待遇推進法、教育基本法、学校教育法、地方教育行政法、教員免許法、防衛省昇格法、地方交付税法、社会保険庁改革関連法、年金時効撤廃特例法、予算案、補正予算案 等々20回以上

違憲安保

現首相である安倍晋三がこの2年間に海外にばらまいた総額はなんと70兆円。なのに、我々の前ではお金がない、経済危機だと言いふらし、増税を課し、正社員から派遣社員へと格下げさせる。

1 件のコメント:

  1. タイトル:(反対・賛成)の前に真実を知ろう

    ●日本の全ての人に見ていただきたい動画があります。

    国会質疑では、(憲法違反かどうか)ということばかりに焦点が行っていて、現実問題としての尖閣・沖縄・日本の安全、そして中国の驚異について国民は知らされていません。
    (反対・賛成)を言う前に、私達には知っておくべきことがあります。
     
    平成27年8月13日木曜日に放送された『沖縄の声』。 8月6日に名護市民会館にて、誰よりも中国を知る評論家・中国四川省出身の石平先生(2007年に日本国籍を取得)による「沖縄に迫る中国の脅」をテーマとした講­演会が行なわれ、会場には約500人の参加者が集まりました。 その講演会の模様をご覧ください。

      動画
       ↓
    チャンネル桜沖縄支局「沖縄の声」
    https://www.youtube.com/watch?v=SccJBeR0iJk
    [ https://www.youtube.com/watch?v=SccJBeR0iJk ]

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