ルポ中年童貞
2014.09.30
第8回 ネット右翼と中年童貞
中村 淳彦
どこかに中年童貞はいませんか?
中年童貞は取材対象を見つけることが難しい。
私は風俗嬢やAV女優、アウトローなどの取材が多いライターだが、中年童貞を見つけて取材許可をもらう困難さは、それらの職業の人たちの比でなかった。
婚姻率、性体験の調査などを眺めても三十歳以上の童貞男性は膨大な数が存在するはずだが、本人たちはその事実をひた隠している。そして、なによりも大きな壁になるのは総じて自意識が高いことである。童貞の疑いのある中年男性を見つけて「もし、童貞だったらお願いしたい」という趣旨を遠まわしに頼むと良くて無視、多くは「ふざけるな、失礼だ」などとキレられたりする。
キレる理由は、絶対に自分自身を客観視しないことにある。社会や人間関係に背を向けて孤立しながら孤独に自意識を培養し、だんだんと自分の評価と、自分に対する社会の評価が著しくズレてくる。
童貞の疑いの中年男性を見つけて、取材を試みようとする過程の雑談でも自分を少しでもよく見せようと嘘をつく。自分自身を客観視して社会とのズレを矯正までいかなくとも、自覚することは必須だと思うが、中年童貞や中年童貞の疑いのある人物たちは現実を避けて、逃げて、過剰な自意識に逃避する。
幻冬舎編集部に「中年童貞をどんどん進めましょう」と言われても、取材対象がいない。私は某エロ漫画誌編集部、介護業界、風俗業界、AV業界、学生時代の知人友人などに「どこかに中年童貞はいないか?」と伝えて探していた。
しばらくして友人から「ネトウヨ(ネット右翼)の中年童貞がいる」と連絡があった。
ネトウヨの中年童貞はSNSを使って反韓活動をしているようで、教えてもらったアカウントを眺めてみると過激な言葉が連なっていた。
“人類の想像を絶する邪悪さ。ヘイトこそがゴキブリチョンの本能。”
“いやいや、今やブサヨゴキブリメンヘルども主張は、「クマラスワミ報告はそもそもどこをどう読んだって吉田証言なんか採用してないニダ!ネトウヨは息を吐くように嘘をついているニダ!」にシフトしているわけで。人格障害者の邪悪さ、卑劣さを舐めてはいけない。”
“「南京大虐殺や従軍慰安婦は数の問題ではないニダ!」とか喚いているブサヨゴキブリメンヘルどもが、「子供が被害に遭う事件数は統計的に減っているニダ!」「未成年による凶悪事件は統計的に減っているニダ!」とほざいていても、邪悪な人格障害者のいつものありふれた症状なんで驚きませんよ。”
“ちゃんと批判の声が出るだけ、同じ凶暴でも支那土人は一応人類だけあってゴキブリチョンとは違うね。人類ならざるゴキブリチョンなら、国を揚げて反日発言を英雄視したでしょ。”
名前は仮名で宮田氏としようか。宮田氏はSNSに本名で登録して、辛辣な言葉を毎日つぶやいていた。
“オラは今まで、たとえ友情を壊そうが自分の勤める会社をつぶそうが、支持してきた政治家や言論人に疎まれようが、相手がどんな団体・個人でも、権力の私物化と二枚舌だけは許してこない人生を四十四年間送ってきたんで、それを今更変えるつもりはないです。”
と書いている。かなり腹をくくってネット右翼活動をしているようだった。
愛知県在住、仕事で頻繁に東京に来るらしい。上京日に取材をさせてもらうことになった。仕事といっても安価なショップでiPhoneを入手してすぐに違約金を払って解約、それを秋葉原の日本で最も高く買ってくれる店に売るということを繰り返している。それだけで年収百五十万円程度に達し、生活ができるという。
「ひきこもりで本を読んでいるだけなので、その金額稼げれば十分ですよ」
スキンヘッドに汚れたTシャツ姿、過激なつぶやきから想像していた通りの男性だった。年齢は四十四歳、見た目は年齢よりも若い。
愛知県内のアパートは家賃四万円、最低限の収入を確保するために動くのは月五日程度。読書家であり、空いている時間は一日中本を読んでいるか、ネットに向かって反韓、反中のつぶやきをしている。
最終学歴は名古屋大学大学院の修士課程で、意識的に半分無職という生活を送っていた。
「働くのが嫌ではないけど、必要以上に稼ごうとか、いい生活したいとか全然ない。最低限の衣食住できて、読書できればいいってずっと続けちゃっている。月五日働いてお金貯まったら家賃を払って、残り二十五日は読書するみたいな生活。読書が最優先って生活したら結果的にそうなった。
僕らの世代はフリーターとか自由にやろうってことが流行った時代で、子供の頃から大学卒業して就職、結婚して家庭を築くみたいなことはできない人間だって自覚があったので、不満も不安もまったくないですね。働かないで生きているんだから、恵まれているくらいに思っていますよ」
名古屋大学院卒業後、一度だけ就職した。やりたい仕事もなく、アルバイト先から誘われた警備会社にそのまま正社員として就職した。正規雇用された警備会社で大きなトラブルを起こしている。
「コンピューターに詳しいってことで、正社員になって。すぐに経営陣とトラブルを起こした。僕のせいで会社潰したんです。警備業界はコンプライアンスなんて誰も守っていないブラックな業界で、本来警備業法で決まっている様々なことがある。会社に入ったばかりでなにもわからないで、あれとこれがあれがコンプライアンス違反って経営陣に噛みついた。今思えば若気の至りだけど、当時は心から許せなくて警察と税務署に内部告発して新聞沙汰になって倒産しちゃった。警備会社は炙れ者とかドロップアウトした人たちのセーフティネットとして機能している業界で、社会に本音と建前があるっていうことを当時はわからなかった。自己満足な正義感だけで暴走して、本当にたくさんの人に迷惑をかけた。その会社を倒産させちゃってからは、今のような半ニート生活です。もう一六年も経っている」
宮田氏はスキンヘッドで性欲が強そうな風貌である。とても童貞にはみえなかった。
「童貞ですか?」と確かめると、彼は大きく頷いた。中年童貞であることはオープンにして、女性と接触ができなかった理由も自覚している。そのせいか、それが大きな悩みといったわけではないようだった。
中年童貞はオタク系の男性が象徴しているが、正義感が強くて真面目な男性が多い。それに加えてコミュニケーション能力が低いので融通が利かない。
不正や特権、既得権などに敏感で、人間関係が希薄なので時間があり、居場所がネットにある人が多い。韓国人や中国人がおかしいとチャットで議論をしているうちにレイシストになってしまう。
「ネトウヨには中年童貞がメチャメチャ多いですよ」という状況のようだ。
頭はよいけれど融通が利かない正義感がネトウヨ活動へ
宮田氏は就職した会社で正義だけを主張して暴走し、会社を倒産させるまで追いつめる攻撃性がある。その傾向は確かに中年童貞のネット右翼にリンクしている。
日本は法治国家であり、当然個人や法人はコンプライアンスは守らねばならない。しかし、厳密に突き詰めていくとキリがない。例えば道路交通法違反があっても、自分で安全を確認して赤信号は誰でも渡る。法人は法令順守が利益をだしてくれるわけでないので、どの業界にもある程度の本音と建前がある。正義や権利だけを主張していたら、会社はとてもまわらなくなる業界は多い。
融通が利かなくて正義感の強い宮田氏は、子供の頃から社会から孤立していた。そして四十四年間、童貞を維持している。
「子供の頃からなにも変わってないですよ」
そう言っている。
小学校からクラスの誰ともしゃべらないが、勉強だけはできるというタイプ。放課後に誰かと遊んだ、という記憶はまったくない。
「みんなで野球とかサッカーとか一切できない子供だった。イジメられっ子になりやすいタイプで、同級生と遊びに行くとかなくて、図書館に籠って本を読んだり、一人でいるのが楽しかった。楽しかったというと語弊があるかな、コミュニケーションが苦手で人間関係から弾かれていた。そういう自分認めるのが嫌で、“俺は一人でいるのが好きだ”って思い込んでいたわけです。
子供の頃から孤立すると、自分は間違っていないって自己正当化から始まる被害妄想とか誇大妄想が生まれる。高校一年生のときは“核戦争を起こそう、俺が”って計画立てていましたから。そのために核ミサイルが必要だ、手に入れるためには核ミサイルのオペレーターにならなくては。アメリカ軍に入る必要がある。そのためには留学が必要だって。本気で考えていた。ノートに緻密に書いて、ハーバード大学に留学とか綴っていた。決して社会への恨みじゃない。不正とか不倫とか、横領とか詐欺とかが溢れているこの世界は不良品だから、正義である自分が全部リセットして新しい世界作ってやるみたいな。技術者的な感覚ですよ」
本当に本ばかりを読んでいた。小学校高学年から海外文学を読み漁り、中学生からは哲学書に手をだしている。教養が知識ばかりがどんどんと膨らみ、中学一年生のときには“同級生は全員教養のないバカ”と思うようになった。
「ネガティブな妄想している中で、テレビとか報道で法をすり抜けて、嘘ばかりついて汚いことする政治家とか、そういう事件がしょっちゅうあるじゃないですか。不正見逃さないのは潔癖、純粋な子供っぽい性格でしょう。それがネット右翼活動にも繋がっている。昔より、その度合いは薄まっているけど、元々の人格なので決してなくならない」
ネット右翼とはインターネットのSNSや掲示板などで右翼的、保守的、民族主義的な意見を主張する人たちの総称である。ネット右翼が注目されるようになったのは二〇一一年七月、俳優の高岡蒼甫がフジテレビの番組編成が韓国に傾斜していることを批判したことに端を発して抗議デモが起こったあたりだろうか。インターネットの登場で社会はどんどんと個人主義になり、レイシストが生まれて右傾化している。二〇一四年の都知事選で田母神俊雄氏が六十一万票を集めるなど、政治的な影響を及ぼすようになっている。
「ネット右翼と中年童貞は繋がっている。コミュニケーション能力が低くて不満を抱えている人が多いからね。自分のことは置いていて、中年童貞のネット右翼は“こんな正義感があって立派な人間である僕が、社会に受け入れられないのはおかしい。受け入れない女はおかしい。そんなおかしい社会を変えよう”くらい思っているんじゃないかな。自分自身が閉じ籠ってなにも良いことがない中で、不正とか不正義がどうしても許せないんですよ。
僕だけじゃなくて多くのネトウヨが韓国人、朝鮮人、在日を徹底的に叩くのは、ズルしているように見えるから。僕にはその意識はないけど、多くの中年童貞みたいな奴はナショナリズムにすがっているんじゃないかな。数少ない自分が主張できることも一つじゃないですか。僕は最近、自分自身が少し客観視できるようになったので、ネトウヨが過剰だったり、異常だったりする自覚はある。それでも不正や不正義をする在日朝鮮人は法で排除してほしいし、自分の国に帰ってほしいわけです」
中年童貞はネット右翼になりやすい属性の一つで、人間関係や社会において孤立して不遇だったことが一つの理由のようだ。それと多くの中年童貞は弱い者イジメに走る傾向があるは、ネットの中での韓国人や朝鮮人への過剰なヘイトスピーチは、介護施設の末端で頻繁に起こっている弱い者イジメと同じ性質のようだ。
人間関係で成功体験が少ないので弱い者や不正義を働くものを、安全な匿名空間から一方的に叩くのである。
読書会で三人の女性を好きになる
「こうやって普通に人としゃべれるようになったのは、某読書会に参加してからですよ」
宮田氏は中年童貞のマイナス面や、どうしてそうなったのかを客観的に話していたが、そのように冷静に客観視できる状態になったのは、五年前ある読書会に参加してからだった。
その読書会は、指定図書をあらかじめ読み込んでメンバーで集まる。議論、討論、感想を言い合うという活動をしている。毎回、様々な女性が集っていて議論、討論、感想を語りあうので必然的に女性と会話する。五年前、初参加したとき、宮田氏は本当に久しぶりに女性と会話をした。
「読書会の女性を好きになっちゃったんです。どうしようもないくらい」
苦笑して、恥ずかしそうに言いだした。
「初めて女性と普通に会話して、なんていうか世界が変わった。引きこもって誰とも話してこなかったから、対人関係とかコミュニケーション能力は成長していないわけです。中学生以下じゃないですか。読書会で女性たちに“宮田さん凄い!”って言われて、俺のことが好きなんだって勘違いが始まっちゃったわけです」
宮田氏は読書会で三人の女性を好きなり、しかもその三人全員が自分のことが好きであるという勘違いをしている。普通に考えれば、同じサークルの中にいる三人の女性と同時期に相思相愛みたいになることは常識的、確率的にありえない事態だが、宮田氏は本気でそう思ったそうだ。
「同時に三人の女性に好きなられている、しかも自分も全員が好きだみたいに悩んでしまった。異常な妄想ですね。僕は三人とも好きだからどれも捨てられないってなって、本当に悩み過ぎていた。責任者の人に“ありえない、妄想だ”って長い時間説教されてね。すぐには理解できなくて、何十回も注意されて、やっと現実の人間社会に気づいたみたいな。毎月読者会に参加して、なんだかんだで一〇〇人くらいの女性と接触して、人と多少なりにはコミュニケーションがとれるようになった」
本を誰よりも本を読んでいるので、博学である。読書会で持論を展開すると、女性たちから知識や視点、洞察を褒められる。それはあくまでも知識や考え方への賞賛であり、恋愛感情とはまったく別物の普通の会話である。人間関係を築いたことのない宮田氏は、そのニュアンスがわからずにモテていると勘違いしてしまった。
読書会では毎回、必ず懇親会がある。日常的に女性と接触するようになり、博学を褒められ、宮田氏はたくさんの女性に好かれていると舞い上がった。働いていないので時間はたっぷりとある。家に帰って会話した女性たちを思いだし、エクセルで表を作って採点することにした。話しかけた、触った、笑った、褒めてくれたなど項目を作り、一人ひとり数値を入力する。そこで高得点を叩きだしたのが前出の三人の女性だった。八十点を超える数値が弾きだされたとき、彼女たちは「俺のことが好きなんだ、データとして検証したので間違いない」と興奮で震えた。
「今思えば、普通に話しただけですよ。それで興奮してエクセルで計算までして、異常です。ストーカーですね。三十九歳まで本当に誰ともしゃべらないで生きてきたけど、百八十度意識が変わってしまった。人と話すのって面白いし、女性と話すのは超面白いって。参加した当初は一方的に喋って知識をひけらかすみたいな人間だったけど、だんだん人とはこうやって話せばいいんだって覚えたというか。やっぱり、女性が目の前に現れて、だんだん変わっていった」
五年間で一般的なコミュニケーション能力は身につけたが、まだ童貞である。様々な女性と接触はしても、恋愛まで発展したことはない。
身振り手振りをいれて二時間喋りまくっている。中年童貞では必ず感じるズレている違和感みたいなものは、ほとんど感じなかった。
誰ともコミュニケーションをとらない中年童貞が、四十歳を目前にして人が集う場所に足を踏みいれて、そこで何年間か失敗を重ねながら自分自身を客観視している。初めて耳にした中年以降に意識変革に成功して、好転したケースである。
僕の童貞ネタは笑いとして聞いて欲しい
最後に、中年童貞である宮田氏に「中年童貞はどうすればいいのか?」を訊ねた。
「読書会に中年童貞がたまに来るけど、プライドが高いし、どうにもならない。無理でしょう」
宮田氏は意識変革に成功した張本人だが、自分を含めた中年童貞に対して一刀両断にそう辛辣に言っている。
「僕は童貞ネタは笑いとして聞いて欲しいと思っているけど、他の人はそれが一切ない。自分を社会に相対化できていないから壁ができて、結果童貞から抜けられないというか。基本は笑い飛ばせるかどうか。僕は“童貞”っていろんな人に笑われているけど、新しく読書会にきた童貞に対して僕と同じ事を言うと怒る。
中年童貞はキレやすい。とにかくプライド高くて、それに反したことを言われるとすぐ沸騰してキレる。自分のプライド傷つけられることに異常に敏感なんですね。毎回びっくりする。本当に成功者で高学歴、金を持っているけど女性だけは苦手、みたいな中年童貞以外は無理でしょう。現実から離れすぎて、救いがない」
宮田氏が掲げる中年童貞が多い属性は介護職員、農業関係者、ネット右翼の三種類だった。見かけた場所は読書会とチャット、掲示板などである。
「多くの中年童貞は“素晴らしい俺様はどんな会社でも本当は活躍できるけど、仕方ないから介護程度はやってやる”みたいな感覚。農業も一緒。介護も農業も国や自治体の政策で、補助金だして人を集めている。政策が絡むと自分で選んでいるわけでないし、失業者のセーフティネットになって、本当にとんでもない奴ばかりが集まる。職場が破壊されるのは当然、産業も破壊される。
今は社会的制度で介護と農業に流れているけど、昔は親が養っていたはず。ニートみたいに。ネット右翼にも“俺、介護職です”って奴がいっぱいいて、そいつらが目指すのは小説家。俺、素晴らしいから介護なんて糞仕事辞めて、一発逆転で小説家になるみたいな意識ですね。芥川賞に応募するとか堂々と書きこんだり。本当になにも知らない。中年童貞なんて働かれてもまわりが迷惑なので、たまに議論されているベーシックインカムでしょう。ベーシックインカムは、中年童貞を社会から隔離ができるいい制度だと思いますよ」
ベーシックインカムは自由主義社会において、国民の最低所得を補償する制度で現金で無条件に支給する制度である。貧困、社会保障の簡素化、行政コスト削減、犯罪の減少などの効果があるとされている。
「介護とか農業で中年童貞とか、中年童貞みたいな奴に職場でメンタル破壊されて、ひどい目にあっている人がたくさんいるじゃないですか。隔離しかないですね。僕は読書会で奇跡的にリハビリできたけど、それは本当にたまたま。基本的に無理だと思う。ベーシックインカムで国や国民は治安維持費用として、月に一人十数万円を使っていると思えばいいんですよ」
辛辣な言葉が飛び交っているが、自分が中年童貞で中年童貞のことを深く理解している宮田氏の本心のようだ。
日本は国家戦略特区などが活発に議論されて、市場は国際化してさらなる格差が広がる流れにある。現在介護や農業、ネットのチャットなどを居場所にしてにいる中年童貞や中年童貞的な人々は、確実に格差の下になることは間違いない。産業として受け皿になっている介護や農業は、さらに現場の末端はトラブルまみれになることは確実で本当に深刻な問題である。
宮田氏が提案するように、ベーシックインカムのような極端な制度を取り入れるしかないのか。まだ、私にはわからない。
参照元 : 幻冬舎
2014.09.30
第8回 ネット右翼と中年童貞
中村 淳彦
どこかに中年童貞はいませんか?
中年童貞は取材対象を見つけることが難しい。
私は風俗嬢やAV女優、アウトローなどの取材が多いライターだが、中年童貞を見つけて取材許可をもらう困難さは、それらの職業の人たちの比でなかった。
婚姻率、性体験の調査などを眺めても三十歳以上の童貞男性は膨大な数が存在するはずだが、本人たちはその事実をひた隠している。そして、なによりも大きな壁になるのは総じて自意識が高いことである。童貞の疑いのある中年男性を見つけて「もし、童貞だったらお願いしたい」という趣旨を遠まわしに頼むと良くて無視、多くは「ふざけるな、失礼だ」などとキレられたりする。
キレる理由は、絶対に自分自身を客観視しないことにある。社会や人間関係に背を向けて孤立しながら孤独に自意識を培養し、だんだんと自分の評価と、自分に対する社会の評価が著しくズレてくる。
童貞の疑いの中年男性を見つけて、取材を試みようとする過程の雑談でも自分を少しでもよく見せようと嘘をつく。自分自身を客観視して社会とのズレを矯正までいかなくとも、自覚することは必須だと思うが、中年童貞や中年童貞の疑いのある人物たちは現実を避けて、逃げて、過剰な自意識に逃避する。
幻冬舎編集部に「中年童貞をどんどん進めましょう」と言われても、取材対象がいない。私は某エロ漫画誌編集部、介護業界、風俗業界、AV業界、学生時代の知人友人などに「どこかに中年童貞はいないか?」と伝えて探していた。
しばらくして友人から「ネトウヨ(ネット右翼)の中年童貞がいる」と連絡があった。
ネトウヨの中年童貞はSNSを使って反韓活動をしているようで、教えてもらったアカウントを眺めてみると過激な言葉が連なっていた。
“人類の想像を絶する邪悪さ。ヘイトこそがゴキブリチョンの本能。”
“いやいや、今やブサヨゴキブリメンヘルども主張は、「クマラスワミ報告はそもそもどこをどう読んだって吉田証言なんか採用してないニダ!ネトウヨは息を吐くように嘘をついているニダ!」にシフトしているわけで。人格障害者の邪悪さ、卑劣さを舐めてはいけない。”
“「南京大虐殺や従軍慰安婦は数の問題ではないニダ!」とか喚いているブサヨゴキブリメンヘルどもが、「子供が被害に遭う事件数は統計的に減っているニダ!」「未成年による凶悪事件は統計的に減っているニダ!」とほざいていても、邪悪な人格障害者のいつものありふれた症状なんで驚きませんよ。”
“ちゃんと批判の声が出るだけ、同じ凶暴でも支那土人は一応人類だけあってゴキブリチョンとは違うね。人類ならざるゴキブリチョンなら、国を揚げて反日発言を英雄視したでしょ。”
名前は仮名で宮田氏としようか。宮田氏はSNSに本名で登録して、辛辣な言葉を毎日つぶやいていた。
“オラは今まで、たとえ友情を壊そうが自分の勤める会社をつぶそうが、支持してきた政治家や言論人に疎まれようが、相手がどんな団体・個人でも、権力の私物化と二枚舌だけは許してこない人生を四十四年間送ってきたんで、それを今更変えるつもりはないです。”
と書いている。かなり腹をくくってネット右翼活動をしているようだった。
愛知県在住、仕事で頻繁に東京に来るらしい。上京日に取材をさせてもらうことになった。仕事といっても安価なショップでiPhoneを入手してすぐに違約金を払って解約、それを秋葉原の日本で最も高く買ってくれる店に売るということを繰り返している。それだけで年収百五十万円程度に達し、生活ができるという。
「ひきこもりで本を読んでいるだけなので、その金額稼げれば十分ですよ」
スキンヘッドに汚れたTシャツ姿、過激なつぶやきから想像していた通りの男性だった。年齢は四十四歳、見た目は年齢よりも若い。
愛知県内のアパートは家賃四万円、最低限の収入を確保するために動くのは月五日程度。読書家であり、空いている時間は一日中本を読んでいるか、ネットに向かって反韓、反中のつぶやきをしている。
最終学歴は名古屋大学大学院の修士課程で、意識的に半分無職という生活を送っていた。
「働くのが嫌ではないけど、必要以上に稼ごうとか、いい生活したいとか全然ない。最低限の衣食住できて、読書できればいいってずっと続けちゃっている。月五日働いてお金貯まったら家賃を払って、残り二十五日は読書するみたいな生活。読書が最優先って生活したら結果的にそうなった。
僕らの世代はフリーターとか自由にやろうってことが流行った時代で、子供の頃から大学卒業して就職、結婚して家庭を築くみたいなことはできない人間だって自覚があったので、不満も不安もまったくないですね。働かないで生きているんだから、恵まれているくらいに思っていますよ」
名古屋大学院卒業後、一度だけ就職した。やりたい仕事もなく、アルバイト先から誘われた警備会社にそのまま正社員として就職した。正規雇用された警備会社で大きなトラブルを起こしている。
「コンピューターに詳しいってことで、正社員になって。すぐに経営陣とトラブルを起こした。僕のせいで会社潰したんです。警備業界はコンプライアンスなんて誰も守っていないブラックな業界で、本来警備業法で決まっている様々なことがある。会社に入ったばかりでなにもわからないで、あれとこれがあれがコンプライアンス違反って経営陣に噛みついた。今思えば若気の至りだけど、当時は心から許せなくて警察と税務署に内部告発して新聞沙汰になって倒産しちゃった。警備会社は炙れ者とかドロップアウトした人たちのセーフティネットとして機能している業界で、社会に本音と建前があるっていうことを当時はわからなかった。自己満足な正義感だけで暴走して、本当にたくさんの人に迷惑をかけた。その会社を倒産させちゃってからは、今のような半ニート生活です。もう一六年も経っている」
宮田氏はスキンヘッドで性欲が強そうな風貌である。とても童貞にはみえなかった。
「童貞ですか?」と確かめると、彼は大きく頷いた。中年童貞であることはオープンにして、女性と接触ができなかった理由も自覚している。そのせいか、それが大きな悩みといったわけではないようだった。
中年童貞はオタク系の男性が象徴しているが、正義感が強くて真面目な男性が多い。それに加えてコミュニケーション能力が低いので融通が利かない。
不正や特権、既得権などに敏感で、人間関係が希薄なので時間があり、居場所がネットにある人が多い。韓国人や中国人がおかしいとチャットで議論をしているうちにレイシストになってしまう。
「ネトウヨには中年童貞がメチャメチャ多いですよ」という状況のようだ。
頭はよいけれど融通が利かない正義感がネトウヨ活動へ
宮田氏は就職した会社で正義だけを主張して暴走し、会社を倒産させるまで追いつめる攻撃性がある。その傾向は確かに中年童貞のネット右翼にリンクしている。
日本は法治国家であり、当然個人や法人はコンプライアンスは守らねばならない。しかし、厳密に突き詰めていくとキリがない。例えば道路交通法違反があっても、自分で安全を確認して赤信号は誰でも渡る。法人は法令順守が利益をだしてくれるわけでないので、どの業界にもある程度の本音と建前がある。正義や権利だけを主張していたら、会社はとてもまわらなくなる業界は多い。
融通が利かなくて正義感の強い宮田氏は、子供の頃から社会から孤立していた。そして四十四年間、童貞を維持している。
「子供の頃からなにも変わってないですよ」
そう言っている。
小学校からクラスの誰ともしゃべらないが、勉強だけはできるというタイプ。放課後に誰かと遊んだ、という記憶はまったくない。
「みんなで野球とかサッカーとか一切できない子供だった。イジメられっ子になりやすいタイプで、同級生と遊びに行くとかなくて、図書館に籠って本を読んだり、一人でいるのが楽しかった。楽しかったというと語弊があるかな、コミュニケーションが苦手で人間関係から弾かれていた。そういう自分認めるのが嫌で、“俺は一人でいるのが好きだ”って思い込んでいたわけです。
子供の頃から孤立すると、自分は間違っていないって自己正当化から始まる被害妄想とか誇大妄想が生まれる。高校一年生のときは“核戦争を起こそう、俺が”って計画立てていましたから。そのために核ミサイルが必要だ、手に入れるためには核ミサイルのオペレーターにならなくては。アメリカ軍に入る必要がある。そのためには留学が必要だって。本気で考えていた。ノートに緻密に書いて、ハーバード大学に留学とか綴っていた。決して社会への恨みじゃない。不正とか不倫とか、横領とか詐欺とかが溢れているこの世界は不良品だから、正義である自分が全部リセットして新しい世界作ってやるみたいな。技術者的な感覚ですよ」
本当に本ばかりを読んでいた。小学校高学年から海外文学を読み漁り、中学生からは哲学書に手をだしている。教養が知識ばかりがどんどんと膨らみ、中学一年生のときには“同級生は全員教養のないバカ”と思うようになった。
「ネガティブな妄想している中で、テレビとか報道で法をすり抜けて、嘘ばかりついて汚いことする政治家とか、そういう事件がしょっちゅうあるじゃないですか。不正見逃さないのは潔癖、純粋な子供っぽい性格でしょう。それがネット右翼活動にも繋がっている。昔より、その度合いは薄まっているけど、元々の人格なので決してなくならない」
ネット右翼とはインターネットのSNSや掲示板などで右翼的、保守的、民族主義的な意見を主張する人たちの総称である。ネット右翼が注目されるようになったのは二〇一一年七月、俳優の高岡蒼甫がフジテレビの番組編成が韓国に傾斜していることを批判したことに端を発して抗議デモが起こったあたりだろうか。インターネットの登場で社会はどんどんと個人主義になり、レイシストが生まれて右傾化している。二〇一四年の都知事選で田母神俊雄氏が六十一万票を集めるなど、政治的な影響を及ぼすようになっている。
「ネット右翼と中年童貞は繋がっている。コミュニケーション能力が低くて不満を抱えている人が多いからね。自分のことは置いていて、中年童貞のネット右翼は“こんな正義感があって立派な人間である僕が、社会に受け入れられないのはおかしい。受け入れない女はおかしい。そんなおかしい社会を変えよう”くらい思っているんじゃないかな。自分自身が閉じ籠ってなにも良いことがない中で、不正とか不正義がどうしても許せないんですよ。
僕だけじゃなくて多くのネトウヨが韓国人、朝鮮人、在日を徹底的に叩くのは、ズルしているように見えるから。僕にはその意識はないけど、多くの中年童貞みたいな奴はナショナリズムにすがっているんじゃないかな。数少ない自分が主張できることも一つじゃないですか。僕は最近、自分自身が少し客観視できるようになったので、ネトウヨが過剰だったり、異常だったりする自覚はある。それでも不正や不正義をする在日朝鮮人は法で排除してほしいし、自分の国に帰ってほしいわけです」
中年童貞はネット右翼になりやすい属性の一つで、人間関係や社会において孤立して不遇だったことが一つの理由のようだ。それと多くの中年童貞は弱い者イジメに走る傾向があるは、ネットの中での韓国人や朝鮮人への過剰なヘイトスピーチは、介護施設の末端で頻繁に起こっている弱い者イジメと同じ性質のようだ。
人間関係で成功体験が少ないので弱い者や不正義を働くものを、安全な匿名空間から一方的に叩くのである。
読書会で三人の女性を好きになる
「こうやって普通に人としゃべれるようになったのは、某読書会に参加してからですよ」
宮田氏は中年童貞のマイナス面や、どうしてそうなったのかを客観的に話していたが、そのように冷静に客観視できる状態になったのは、五年前ある読書会に参加してからだった。
その読書会は、指定図書をあらかじめ読み込んでメンバーで集まる。議論、討論、感想を言い合うという活動をしている。毎回、様々な女性が集っていて議論、討論、感想を語りあうので必然的に女性と会話する。五年前、初参加したとき、宮田氏は本当に久しぶりに女性と会話をした。
「読書会の女性を好きになっちゃったんです。どうしようもないくらい」
苦笑して、恥ずかしそうに言いだした。
「初めて女性と普通に会話して、なんていうか世界が変わった。引きこもって誰とも話してこなかったから、対人関係とかコミュニケーション能力は成長していないわけです。中学生以下じゃないですか。読書会で女性たちに“宮田さん凄い!”って言われて、俺のことが好きなんだって勘違いが始まっちゃったわけです」
宮田氏は読書会で三人の女性を好きなり、しかもその三人全員が自分のことが好きであるという勘違いをしている。普通に考えれば、同じサークルの中にいる三人の女性と同時期に相思相愛みたいになることは常識的、確率的にありえない事態だが、宮田氏は本気でそう思ったそうだ。
「同時に三人の女性に好きなられている、しかも自分も全員が好きだみたいに悩んでしまった。異常な妄想ですね。僕は三人とも好きだからどれも捨てられないってなって、本当に悩み過ぎていた。責任者の人に“ありえない、妄想だ”って長い時間説教されてね。すぐには理解できなくて、何十回も注意されて、やっと現実の人間社会に気づいたみたいな。毎月読者会に参加して、なんだかんだで一〇〇人くらいの女性と接触して、人と多少なりにはコミュニケーションがとれるようになった」
本を誰よりも本を読んでいるので、博学である。読書会で持論を展開すると、女性たちから知識や視点、洞察を褒められる。それはあくまでも知識や考え方への賞賛であり、恋愛感情とはまったく別物の普通の会話である。人間関係を築いたことのない宮田氏は、そのニュアンスがわからずにモテていると勘違いしてしまった。
読書会では毎回、必ず懇親会がある。日常的に女性と接触するようになり、博学を褒められ、宮田氏はたくさんの女性に好かれていると舞い上がった。働いていないので時間はたっぷりとある。家に帰って会話した女性たちを思いだし、エクセルで表を作って採点することにした。話しかけた、触った、笑った、褒めてくれたなど項目を作り、一人ひとり数値を入力する。そこで高得点を叩きだしたのが前出の三人の女性だった。八十点を超える数値が弾きだされたとき、彼女たちは「俺のことが好きなんだ、データとして検証したので間違いない」と興奮で震えた。
「今思えば、普通に話しただけですよ。それで興奮してエクセルで計算までして、異常です。ストーカーですね。三十九歳まで本当に誰ともしゃべらないで生きてきたけど、百八十度意識が変わってしまった。人と話すのって面白いし、女性と話すのは超面白いって。参加した当初は一方的に喋って知識をひけらかすみたいな人間だったけど、だんだん人とはこうやって話せばいいんだって覚えたというか。やっぱり、女性が目の前に現れて、だんだん変わっていった」
五年間で一般的なコミュニケーション能力は身につけたが、まだ童貞である。様々な女性と接触はしても、恋愛まで発展したことはない。
身振り手振りをいれて二時間喋りまくっている。中年童貞では必ず感じるズレている違和感みたいなものは、ほとんど感じなかった。
誰ともコミュニケーションをとらない中年童貞が、四十歳を目前にして人が集う場所に足を踏みいれて、そこで何年間か失敗を重ねながら自分自身を客観視している。初めて耳にした中年以降に意識変革に成功して、好転したケースである。
僕の童貞ネタは笑いとして聞いて欲しい
最後に、中年童貞である宮田氏に「中年童貞はどうすればいいのか?」を訊ねた。
「読書会に中年童貞がたまに来るけど、プライドが高いし、どうにもならない。無理でしょう」
宮田氏は意識変革に成功した張本人だが、自分を含めた中年童貞に対して一刀両断にそう辛辣に言っている。
「僕は童貞ネタは笑いとして聞いて欲しいと思っているけど、他の人はそれが一切ない。自分を社会に相対化できていないから壁ができて、結果童貞から抜けられないというか。基本は笑い飛ばせるかどうか。僕は“童貞”っていろんな人に笑われているけど、新しく読書会にきた童貞に対して僕と同じ事を言うと怒る。
中年童貞はキレやすい。とにかくプライド高くて、それに反したことを言われるとすぐ沸騰してキレる。自分のプライド傷つけられることに異常に敏感なんですね。毎回びっくりする。本当に成功者で高学歴、金を持っているけど女性だけは苦手、みたいな中年童貞以外は無理でしょう。現実から離れすぎて、救いがない」
宮田氏が掲げる中年童貞が多い属性は介護職員、農業関係者、ネット右翼の三種類だった。見かけた場所は読書会とチャット、掲示板などである。
「多くの中年童貞は“素晴らしい俺様はどんな会社でも本当は活躍できるけど、仕方ないから介護程度はやってやる”みたいな感覚。農業も一緒。介護も農業も国や自治体の政策で、補助金だして人を集めている。政策が絡むと自分で選んでいるわけでないし、失業者のセーフティネットになって、本当にとんでもない奴ばかりが集まる。職場が破壊されるのは当然、産業も破壊される。
今は社会的制度で介護と農業に流れているけど、昔は親が養っていたはず。ニートみたいに。ネット右翼にも“俺、介護職です”って奴がいっぱいいて、そいつらが目指すのは小説家。俺、素晴らしいから介護なんて糞仕事辞めて、一発逆転で小説家になるみたいな意識ですね。芥川賞に応募するとか堂々と書きこんだり。本当になにも知らない。中年童貞なんて働かれてもまわりが迷惑なので、たまに議論されているベーシックインカムでしょう。ベーシックインカムは、中年童貞を社会から隔離ができるいい制度だと思いますよ」
ベーシックインカムは自由主義社会において、国民の最低所得を補償する制度で現金で無条件に支給する制度である。貧困、社会保障の簡素化、行政コスト削減、犯罪の減少などの効果があるとされている。
「介護とか農業で中年童貞とか、中年童貞みたいな奴に職場でメンタル破壊されて、ひどい目にあっている人がたくさんいるじゃないですか。隔離しかないですね。僕は読書会で奇跡的にリハビリできたけど、それは本当にたまたま。基本的に無理だと思う。ベーシックインカムで国や国民は治安維持費用として、月に一人十数万円を使っていると思えばいいんですよ」
辛辣な言葉が飛び交っているが、自分が中年童貞で中年童貞のことを深く理解している宮田氏の本心のようだ。
日本は国家戦略特区などが活発に議論されて、市場は国際化してさらなる格差が広がる流れにある。現在介護や農業、ネットのチャットなどを居場所にしてにいる中年童貞や中年童貞的な人々は、確実に格差の下になることは間違いない。産業として受け皿になっている介護や農業は、さらに現場の末端はトラブルまみれになることは確実で本当に深刻な問題である。
宮田氏が提案するように、ベーシックインカムのような極端な制度を取り入れるしかないのか。まだ、私にはわからない。
参照元 : 幻冬舎
中年にもなってネトウヨ人生とか・・・無駄な人生送ってますね。ネトウヨという部類は愛国者でも保守でもない。右翼思想の持ち主でもありません。単なる嫌韓ネタでヘイトを繰り返すだけの集団であり、日本の地位を貶める反日集団なのです。
<ネットユーザーの反応>
「ついに左翼は論理で責めるのを諦めて、誹謗中傷に走り始めたか」
「ネトウヨって基本リア充が多いんじゃねーの?」
「俺の知っているネトウヨもハゲだわwww」
「俺が童貞なのは、どう考えてもお前らが悪い」
「ネトウヨの童貞率が恐ろしいほど高いって分かった」
「中年の童貞とか都市伝説だと思ってたわ」
「そっくりそのまま、左翼に言えることじゃね?」
「お前ら童貞でアニオタだったのかよ・・・都市伝説かと思ったら本当だったとはw」
「ボ、ボ、ボクラは中年童貞団」
「お前らも取材してもらえよ。で、その金でソープでも行って来い」
#ネトウヨ にありがちなこと:中国という言葉をなぜか使わず、「チャイナ」と記載。石原慎太郎のように「シナ」とまでは踏み切れないので渡部昇一的にチャイナを使用する感じ。
— アルルの男・ヒロシ@日本あ~あ党総裁 (@bilderberg54) 2014, 5月 31
この現実を直視すると涙目になる(笑)
pic.twitter.com/1jGklcdOEW
“@nukonukodenpa: ネトウヨにありがちなこと
メイン年齢層が40代50代。キレる中年達w”
— SeriousTom (@SeriousTom1) 2014, 5月 9
初めまして。こんな言葉が似合いますね~→『ネトウヨにありがちなこと「自国を愛する心」より「愛国心を建前に何かを叩きたい心」しか伝わってこない』(/≧3≦)ティース@VENOMIST666 @fu_ben_kyou @herobridge pic.twitter.com/vpdwy5uK
— Centipede シンジ (@C_shin2000) 2012, 11月 23
ネトウヨにありがちなこと→言いたいことだけ相手に見えるように書いて、自分はNG登録などして相手側の反論をシステム的に無視すること。
— 超常識級の永由@【KGGUP-A】 (@KnightLeader) 2011, 8月 23
ネトウヨ鬼女にありがちなこと…無知無学無教養自分のことは棚にあげて逆ギレ http://t.co/10ZphxfDI7
— 結婚は人生の。。。 (@i_moemoe) 2014, 7月 20
書泉グランデのtwitterにて在特会幹部の.. http://t.co/g0kCjS7pGW 「何がヘイトスピーチで何がヘイトスピーチではないのか」とキレるのはネトウヨの決まり文句だが、最近はこういうことばだけていねいで中身はネトウヨのクズが増えた
— 呆庵 (@unbalance_x) 2014, 10月 1
ネトウヨ、香港の学生デモ応援してんだ。彼らは国家による統制を強めようとしている北京政府に対して反発しているのであって、自民党政府による国家の統制の強化を「人民」の如く「マンセー!」しているネトウヨどもの対局にある人たちだろうに。自家撞着も極まれりだろ。石ぶつけられろよ。
— チャンシマ #antifa (@shimachan196905) 2014, 9月 28
今後、予想されうるネトウヨの皆様からの反応
1)実際には盗んでおらず、韓国の陰謀にハメられた。
2)当該選手は帰化した韓国人
最近、こういうことが冗談ではすまなくなってきてるからコワいですよね。
— 松井計 (@matsuikei) 2014, 9月 27
この、オタクが自分たちを力のある多数派と思っている感じって、ネットの特徴だと思う。インターネットに接続して20年になるけど、明らかにオタク度が一般社会より高い。「ネットDE真実」のネトウヨが自分たちを多数派と思ってるのにも似ている。
— 野間易通 (@kdxn) 2014, 9月 25
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